杉田智和は悲鳴嶼行冥をどう演じる? 『鬼滅の刃』柱稽古編、注目ポイントを解説

 特に岩柱・悲鳴嶼行冥による修行では、彼の過去が語られ交流する様子が濃く描かれる。悲鳴嶼は普段は口下手でおとなしい性格だが、岩柱としての圧倒的な実力から鬼殺隊最強の剣士として名を馳せる人物だ。数珠を持って合掌し、周りの事柄に涙して念仏を唱えている姿の強烈なインパクトからも“タダものではない”雰囲気が溢れ出ている。

 そんな悲鳴嶼を演じるのは、『銀魂』の坂田銀時役をはじめ、『涼宮ハルヒ』シリーズのキョン役などを担当した杉田智和。杉田のダンディな低音ボイスが鬼滅のバトルシーンを彩るのは少し先かもしれないが、炭治郎が背中を追う「鬼殺隊最強の剣士」をどう演じていくのかが気になるところだ。強力な鬼と対峙し続ける柱の中でも最古参である悲鳴嶼から、炭治郎は何を学ぶのだろうか。

 「刀鍛冶の里編」の放送を終え、「柱稽古編」へと突入するアニメ『鬼滅の刃』。最近では、過去作から通じる鬼との迫力満点のバトルシーンの魅力はもちろん、キャラクター同士の関わりや家族や友人を想う心の機微の描き方に磨きがかかっている。シリーズごとに面白さを更新し続ける『鬼滅の刃』だが、「柱稽古編」も炭治郎たちをもっと好きになるような、新たな一面を秘めたシリーズになるに違いない。

■作品情報
『鬼滅の刃』柱稽古編
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
アニメーション制作:ufotable
キャスト:花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、櫻井孝宏、小西克幸、河西健吾、早見沙織、花澤香菜、鈴村健一、関智一、杉田智和
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
公式サイト:https://kimetsu.com/anime/hashirageikohen/

『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野学
音楽:梶浦由記、椎名豪
アニメーション制作:ufotable
キャスト:花江夏樹、鬼頭明里、河西健吾、花澤香菜、岡本信彦、古川登志夫、鳥海浩輔、山寺宏一
オープニングテーマ:MAN WITH A MISSION × milet「絆ノ奇跡」(Sony Music Records)
エンディングテーマ:milet × MAN WITH A MISSION「コイコガレ」(SME Records)
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
公式サイト:https://kimetsu.com/anime/
公式Twitter:https://twitter.com/kimetsu_off

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