『どうする家康』“父”松本潤に重なる細田佳央太の繊細な芝居 新たな松平信康像を築くか

細田佳央太、“父”松本潤に重なる繊細な芝居

 映画『町田くんの世界』で1000人を超える応募者のなかからオーディションで主演に抜擢された細田。今から4年前のことだ。誰に対しても優しく、愛があふれる町田くんと周囲の人たちに起きる変化を描いた作品で強烈な印象を残し、ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)では2~3週間という短い期間で13キロの増量し、役に挑んでいたことも記憶に新しい。

 現在放送・配信中の連続ドラマW-30『ドロップ』(WOWOW)では、不良に憧れるお調子者の中学生・信濃川ヒロシを演じており、『どうする家康』信康とは別人のような演技を見せてくれている。

 役柄によって自在に変化し、観る者の心を揺さぶる細やかな表現でつねに成長する姿を見せてくれる細田佳央太。細田が演じたことで、従来の信康像の印象も多くの人の中で変わるかもしれない。史実では信康には悲劇が待ち受けているが、細田はどんな生き様を刻んでくるだろうか。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

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