『わたしのお嫁くん』高杉真宙が“女性的な”悩みに向き合う 波瑠はモテすぎて波乱?

『わたしのお嫁くん』波瑠はモテすぎて波乱?

 晴れて速見穂香(波瑠)と交際した山本知博(高杉真宙)に新人・花妻蘭(前田拳太郎)が宣戦布告した『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)第7話。

 山本は花妻の指導係に任命されるが冷たくあしらわれてしまい、「絶対に僕の方が速見さんを笑顔にできると思います」と断言されてしまう。

 仕事の延長で穂香と休日に外出することになった花妻は、少しでも大人っぽく見られたいと気合を入れて臨む。しかし、どれだけ穂香への想いを必死に言葉にしようとも、彼女には“上司を気遣う接待”に映るばかりで「そういうのいいから」と言われてしまい落ち込む。

 山本の時もそうだったが、穂香の鈍感さを前に花妻もストレートな告白をする。穂香もさすがに花妻とは10歳近い年齢差があり、はなからそんな可能性を想定していないのは当然かもしれない。だがその無頓着さと無防備さがさらに相手の恋心に火を着けてしまっているとも言える。

 さらに、これまでは穂香が参加していた福岡出張に、山本は古賀一織(中村蒼)と一緒に行くよう命じられる。その出発直前に、穂香は倒れてしまい風邪を引いてしまった。彼女の看病のため、山本から頼まれて自宅に派遣された長兄・正海(竹財輝之助)と次兄・薫(古川雄大)に加え、穂香の古参ファン・赤嶺麗奈(仁村紗和)とガチ恋の花妻が駆けつける。誰が作った料理が一番かと病人の穂香に迫ったり、山本は穂香に相応しくないとする赤嶺と花妻VS山本兄弟の対立が勃発したりと、病気になった時に感じる心細さは一切ないだろうが、ありがた迷惑な“そうじゃない”感がもの凄い。

 “営業神”になるため仕事に集中している山本の邪魔をするまいと、こんな時こそ一番側にいてほしい存在に弱音を吐けない穂香。山本はそんな穂香の異変に気がつきつつも、エールに応えようとするあまり彼女の本音に迫り切れない。大体のすれ違いは、お互いがお互いを想っているからこそ飲み込んだ一言や、我慢した些細な気持ちが積み重なって起こるものだったりする。

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