『わたしのお嫁くん』知博は高杉真宙のハマり役 かわいいに決まっている表情に身悶え
「気になっている」「独り占めしたい」と、“お嫁くん”である知博(高杉真宙)に対していつもまわりくどい言葉を使って、決定的な一言を避けていた穂香(波瑠)が、「私も山本くんが好きなんだけど」とはっきりとした気持ちを口にした『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)。
知博が待ち望んでいたであろう言葉は「好きです!」というようなまさに告白という感じではなく、穂香らしくふんわりとあたたかいものに包んだような言い方だったが、発端となった知博の言葉も「(穂香が)好きすぎる……!」という完全な独り言だったのでおあいこだ。こうして穂香と知博はやっと付き合うことに。すれ違いながらも最後にはちゃんと思いを確かめ合う、ふたりらしいスタートとなった。
近年、『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)の救急救命医・矢野悠太役や連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)で舞(福原遥)が所属した人力飛行機サークル「なにわバードマン」の要・刈谷博文役のように、責任感を持って、周りを巻き込んだり、引っ張ったりしていくしっかりした性格の人物を演じることが多かった高杉真宙。爽やかな風貌からは想像できない情熱を見せたこれらの役もとても魅力的だったが、クリっとした目と輝くような笑顔を生かしたTHE・年下男子の知博はハマり役だ。会社の後輩として穂香と一緒に仕事をするときは、「尊敬する先輩と一緒に仕事ができて嬉しい!!」という態度を全面に出すし、“嫁”として穂香にご飯を作って、食べているときは「好きな人の役に立てて嬉しい!」というのが表情に出ている。こんなのかわいいに決まっている。
しかもこのかわいさは穂香といるときだけではなく、穂香のことを考えているだけでも発揮されてしまうのだ。第6話で知博は、穂香から「独り占めしたい」と言われたことについて、どう腕を掴まれたかなど、当時の状況も含めて事細かに古賀(中村蒼)に説明していた。思い出すだけでキュンキュンして身悶えするほど盛り上がっていた知博の様子は、思わず笑ってしまうほどだった。