『それパク』重岡大毅のツンデレな一面にテンションが上がる 芳根京子を巡る恋の予感も

『それパク』重岡大毅のツンデレな一面

 『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)第5話の舞台となるのは特許庁。実際の庁舎で撮影された、特許庁全面協力の下でのロケである。特許庁に向かうのは北脇(重岡大毅)とゆみ(福地桃子)、亜季(芳根京子)と五木(渡辺大知)という異色の組み合わせ。ゆみが言うには、美術館デート、映画館デートがあるなら、特許庁デートもある。特許庁でのダブルデートである。

 ゆみはハンドメイドブランド「ふてぶてリリイ」の弁理士を務める北脇に恋をしていた。「え〜!?どこがいいの?」と信じられない様子の亜季に、ゆみは「顔」と即答。亜季の“調整”により叶ったのが今回のデートだ。とはいえ、本来の目的は「ふてぶてリリイ」の商標の無効審判の件。商標を完全に取り戻したゆみは、北脇とお昼に向かう。行き先は特許庁の食堂だ。

 一方の亜季は五木と過ごす時間が徐々に増えていた。特許庁の審査官である仁美(小野ゆり子)との面接に向けた練習に付き合ってくれる五木。「藤崎さんって、いつも人のことを気にかけてて、気遣いができる人だと俺は思う。人のことをちゃんと見てるから、できるんだと思う。だから、面接だって何だって、いつも通りでいればきっと大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてくれる五木に、亜季は励まされていた。さらに五木が運転する営業車で送られていく亜季。そんな2人の関係を北脇は遠くからじっと眺めていた。

 第5話の北脇は、又坂(ともさかりえ)が「あら!」と思わずテンションが上がってしまうくらいのツンデレな一面が多々見えてくる。先述した五木と亜季の話を、耳をダンボにして聞き、2人を観察。それだけでなく、「ムーンナイトプロジェクト」の目玉商品「カメレオンティー」のポスターの権利問題を任された亜季に、ムキになって「一切口出ししない」と宣言していたはずが、気づけばアドバイスしてしまっている。又坂から「過保護」とからかわれる始末。最もかわいいのは北脇がわざと資料を落としては、本で顔を隠し、小声で「クロスライセンス」と囁く場面だ。ヒョコッと本から亜季の方を確認し、気づいていないことが分かると、「はぁ」とため息をつく。教えたいが、口出しはできない。ジレンマを抱えながら、北脇は亜季が打開策としての「クロスライセンス契約」に気づくよう、そのことが載っている参考書のページにそっと付箋を貼るのだ。

 その付箋は亜季が使っていない色の「緑」であり、北脇のおかげであることに亜季は気づく。お礼を言われても素直になれないのが北脇。人それぞれの調整のやり方があるのだ。物語も折り返しを迎えている『それパク』。ここで何やら、又坂に不穏な雰囲気が漂い始めている。

■放送情報
『それってパクリじゃないですか?』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)、常盤貴子、渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、豊田裕大、諏訪雅、高橋努、相島一之、赤井英和、野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一
原作:奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜』(集英社オレンジ文庫刊)
脚本:丑尾健太郎
演出:中島悟ほか
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)
制作協力:AX-ON、アバンズゲート
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/sorepaku/
公式Twitter:@sorepaku_ntv
公式Instagram:@sorepaku_ntv
公式TikTok:@sorepaku_ntv

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