『らんまん』神木隆之介の“好きに夢中”になる姿が楽しい “かわいい人”浜辺美波が登場
『らんまん』(NHK総合)第13話で、万太郎(神木隆之介)と竹雄(志尊淳)はついに東京へやってきた。
汽車を降り立った2人は「東京は何もかんも立派じゃのう!」「異国のようですのう!」と声をあげた。「竹雄、はぐれたらいかんぞ」「若こそ、はぐれんとってください」というやりとりの後、さっそく「ありゃ何じゃ!?」と駆け出していく万太郎を「言うたそばから〜!」と竹雄が追いかけていく姿はコミカルに映った。
万太郎と竹雄のやりとりを見ていると、2人のワクワクした表情から興奮が隠しきれないのが分かる。内国勧業博覧会の会場に足を踏み入れた万太郎と竹雄は、出品されていた物珍しい品々を、時には大きな口を開けて、時には食い入るように見つめていた。
そんな第13話で、万太郎はのちに人生の伴侶となる寿恵子(浜辺美波)と運命的な出会いを果たす。
寿恵子は、万太郎がかるやきを買った菓子屋「白梅堂」のまつ(牧瀬里穂)の娘だ。寿恵子が人の集まる方へと向かっていくと、そこには木に登り、木と会話する赤ら顔の万太郎の姿があった。寿恵子は、木に語りかけている万太郎を心配そうに見つめる。のちに「危ないです! 下りてください!」と声をかけることから、寿恵子は純粋に万太郎が木から落ちやしないか心配していただけなのかもしれない。だが、「わしは、おまんらあ草木の方がずっとすごいと思う! この世にひとっつとして同じもんがない。何か理由があってこうして生まれてきたがじゃろ。なあ」と木に語りかける万太郎の横顔を見つめる寿恵子は、万太郎の植物への愛情を汲み取っているようにも見えた。