『ブラッシュアップライフ』ドラマオタクに刺さりまくる 4周目で仲良し3人組はどうなる?

『ブラッシュアップライフ』ドラマ制作の裏側

 『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)が、ドラマオタクに刺さりまくる作品になってきた。ついに、麻美(安藤サクラ)がプロデューサーデビューを飾ることになったのだ。しかも、その内容は何度も人生をやり直す女性の物語。そう、なんと麻美の人生が題材となっている。

 第4話では、ドラマ撮影の裏側がリアルに描写されていたが、第6話で描かれたのはドラマ撮影がスタートする前のスタッフたちの努力。とくに、プロデューサーの麻美にとっては、役者陣が無事にクランクインするまでが“本番”という感じ。ちなみに、いちばん神経を使うのは“番手決め”(=ポスターやエンドロールに載せるキャストの順番のこと)らしい。

「芸歴順だったらラクなんだけど、そうじゃないから厄介なんだよね」
「出番的には少ないんだけど、ほかで主演張ってるから、中途半端な位置にすると若干気まずいわけ」

 こんなにもリアルな製作陣の会話を聞いてもいいものだろうか。もちろんドラマファンとしては嬉しいのだが、あまりにも“裏側”が明かされすぎて、ちょっぴりハラハラしてしまう。(特別出演)や(友情出演)の謎も、本作を通して知った人も多いのではないだろうか。なんだか、これからはドラマのエンドロールを流し見することができなくなってしまった。

 いろいろと文句は言いつつも、なんとかクランクインの日を迎えることができた麻美。6年前に交わした「いつか私がプロデューサーやる時、ぜひ臼田さん主演で出てください!」という会話は、臼田あさ美にはすっかり忘れられていたが……。とにもかくにも、約束を果たすことができてよかった。

 だが、ドラマ撮影が順調に進んでくれるわけがない。出演者の前野朋哉が、飛行機のトラブルにより撮影日に参加できなくなってしまったのだ(死の原因となった人物をキャスティングする麻美のメンタルがすごい……)。

 そこで救世主となったのは、歌手志望の福ちゃん(染谷将太)だ。突然、「俳優業もやっていこうと思ってて」と麻美に“営業”をかけ始めた彼は、なっち(夏帆)の言うとおり、福山雅治や星野源路線を狙っているのだろうか。

 それにしても福ちゃん、肩越しとルーズショットの吹き替え役だけでもかなりの存在感を発揮していた。演じているのが染谷将太なのだから当たり前と言えば当たり前なのだけど……。福ちゃん、本格的に俳優を目指したら確実に売れそうだ。

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