『スタンドUPスタート』竜星涼が照らす“心の闇” 山下美月は『舞いあがれ!』と共通点も

『スタンドUPスタート』大陽が心の闇照らす

「真っ白な世界は苦しくない?」

 自称“人間投資家”の三星大陽(竜星涼)が起業家のみならず、融資担当の銀行員の心の闇まで照らした『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)第3話。

 御手洗光一(内藤秀一郎)は家業であるパチンコグループに入社することになるも、人の射幸心ゆえに成立する家業の存在意義について悩んでいた。そんな中、彼が頼ったのが小学校の同級生の大陽だった。

 大陽は「白い人と黒い人の話」を聞かせ、“素人”の語源は表の仕事をする人を意味する“白い人”なのに対し、“玄人”の語源は人の欲望の受け皿になる仕事をする人を指す“黒い人”だという説を持ち出し、「玄人として人の欲求の受け皿になる仕事ができたらパチンコ屋は存在する意義がある」と玄人ならではの矜持を彼に焚きつけ、背中を押した。

 依存症の原因には孤独があると知り、気軽にコミュニケーションが取れるスペースを作ることで過剰にのめり込むことを抑制し、遊技としての間口を広げたいという光一に社内起業を勧める大陽。融資を希望するベンチャー経営者と銀行のマッチングを数多く手掛けてきた林田利光(小手伸也)にも融資通過は問題ないだろうと太鼓判を押されるも、この案件の担当になった銀行員・羽賀佳乃(山下美月)にパチンコという業態から融資を断られてしまう。

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