M-1グランプリ2022決勝組、一番早く俳優デビューを飾る芸人は誰だ?

M-1から俳優デビューは誰が一番早い?

 近年、M-1グランプリ決勝進出組から、ドラマや映画で俳優デビューをする芸人が続いている。本稿では、近年の俳優デビューしたM-1決勝進出者を振り返るとともに、2022年決勝進出者からドラマデビューを果たしそうな芸人を考察したい。

 例えば、2019年に決勝3組に残り、爪痕を残したぺこぱのボケ担当・シュウペイ。姉の影響で、幼き頃からジャニーズ事務所のタレントに憧れ、俳優としての仕事にも興味を持っていた彼は、2020年4月期に放送されたドラマ24『浦安鉄筋家族』(テレビ東京系)にて、スーパーの店員役として俳優デビュー。原作の大ファンであるシュウペイが、番組公式Twitterの出演者募集にメッセージを送ったことから実現したことでも話題になった。(※)その後、シュウペイは2021年に上野樹里主演の月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)の新春SPや、木曜劇場『やんごとなき一族』(フジテレビ系)にもゲスト出演した。

 また、2020年にユニット初の決勝進出を果たした「おいでやすこが」のおいでやす小田は、2021年に『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』(読売テレビ・日本テレビ系)に漫画編集者役でドラマ初出演。その翌年2022年には連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)で酒屋のおじさん役を、その後『彼女、お借りします』(ABCテレビ・テレビ朝日系)や『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)にレギュラー出演。小田の持ち味でもある大きな声を存分に生かし、濃いキャラクターを演じた。

 さらに2019年以降、4年連続で決勝戦までコマを進めているオズワルドのツッコミ・伊藤俊介は『トモダチゲームR4』(テレビ朝日系)でゲームの進行役である謎の人形、マナブくんの声を担当。今泉力哉と城定秀夫がタッグを組んだ映画『猫は逃げた』にも出演。2021年の優勝者・錦鯉に関しては、出演のみならず、『ZIP!』(日本テレビ系)内で放送されたドラマ『泳げ!ニシキゴイ』(日本テレビ系)にて、彼ら自身の半生がドラマ化された。

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