『大病院占拠』アクションで新しい顔を見せた櫻井翔 視聴者を巻き込む鬼役への“考察”
とはいえ劇中には、一般的な“考察”の対象となりうるストーリー上の伏線は十分に張られている。鬼たちがなんらかの目的をもって病院を占拠したことは明白として、彼らが探している“例の場所”。ライブ配信を行なう目的と、そこで繰り広げられた人質の“罪”を暴くという行為。たしかにどれも考察の対象にはなり得るものだが、現状ではそのしようがないこともまた事実であり、先述のアクション的な部分も然り、あらゆる方向から“見せていく”プロットの妙味は、今後“鬼役”が明かされた後にも視聴者の興味を持続させる上で必要不可欠になる。あながち派手さを狙っただけではない精巧さが、今回の第2話でたしかに見え隠れしている。
さて、鬼たちのライブ配信でターゲットにされる人質の土佐(笠原秀幸)。その一方で、情報分析官の駿河(宮本茉由)は、病院の入退館記録のなかに“3カ月前に死亡届が出された女性”がいるのを見つける。21歳のその患者の担当医は土佐であり、急性心筋梗塞で死亡していると記されている。土佐を救うためのリミットは2時間20分。ここから“タイムリミットサスペンス”としての見せ方が始動するわけだ。
■放送情報
『大病院占拠』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00~放送
出演:櫻井翔、比嘉愛未、ソニン、白洲迅、宮本茉由、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、平山浩行、津田寛治、稲葉友、阪田マサノブ、笠原秀幸、筒井真理子、渡部篤郎
脚本:福田哲平
演出:大谷太郎
チーフプロデューサー:田中宏史
プロデューサー:尾上貴洋、茂山佳則
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ
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