『舞いあがれ!』福原遥と目黒蓮は志を共にするカップルに サルビアの咲く丘で通じた思い

『舞いあがれ!』舞と柏木が結ばれる

 『舞いあがれ!』(NHK総合)第54話で、舞(福原遥)は帯広フライト課程の最終審査に挑み、柏木(目黒蓮)との関係にも進展があった。

 『舞いあがれ!』が参照する航空大学校のカリキュラムによると、帯広でのフライト課程は6カ月。最終審査は口述審査、エアワークと離着陸、野外航法の3段階で行われ、学生は訓練の成果を発揮し、認められれば続く宮崎でのフライト課程に進む。

 野外航法で帯広から飛び立つ舞の顔は充実感に満ちており、厳しい訓練を通して得た自信が垣間見えた。窓の外のジャンボジェット機を横目で見ながら、舞は未来の自分を思い描く。機長になった舞は落ち着いた口調で快適な空の旅を案内する。第1話冒頭のシーンの再来は、幼い日に見た夢が実現に近づいていることを意味していた。

 「将来自分が操縦する飛行機を思い浮かべました。乗客の皆さんにはそれぞれ行きたい場所があって、会いたい人がいて、見たい景色があって、そんなこと考えてたら飛ぶのが楽しくなってきました。私は誰かの喜ぶ顔が好きです」と大河内(吉川晃司)に話す舞は晴ればれとした表情で、何のために飛ぶのかという問いへの答えを見つけたことが伝わってきた。

 最終審査をパスした舞に柏木が声をかけ、2人はデートに行くことに。牧場で馬と触れ合った2人は、サルビアの花咲く丘で胸の奥にしまった思いを打ち明ける。貴司(赤楚衛二)の短歌〈トビウオが飛ぶとき、ほかの魚は知る。水の外にも世界があると〉を引いて、これまでを振り返る舞。柏木も「パイロットってもっと孤独なものだと思ってた。でも、岩倉を見てるとそういうことじゃないんだって気付いた」と返す。舞の方を向いた柏木は「同期として尊敬してるし、これからも一緒に飛びたいと思ってる。俺は岩倉が好きだ」と告白し、舞も「私も柏木さんが好きです。これからも一緒に空飛びたいです」と笑顔で応じた。

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