『ブラックアダム』新予告を解説 アマンダ・ウォラー登場や『シャザム!』と繋がりも?
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!
ドウェイン・ジョンソン出演のDC映画超大作『ブラックアダム』の最新予告が全世界同時にリリースされました。この予告編は7月のサンディエゴ・コミコンで会場限定お披露目になったものであり、ついにリリースされました。アクションいっぱいの予告編ですが、気になるところ、そしてこの予告編で見えてきたことを解説しましょう。
予備知識として、コミックの設定では……
・ブラックアダムというのはDCコミック界のアンチヒーロー(ヴィランでもある)
・もともとシャザム(『シャザム!』)のライバルキャラとして生み出された。シャザムがギリシアの神々系の力を得ているのに対し、ブラックアダムはエジプトの神々の力を得ている
・ジャスティス・リーグ以前にジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(以下、JSA)というヒーローチームがいた(いる)
まず予告編で、ある程度物語の流れがつかめると思います。ドウェイン・ジョンソン演じるブラックアダムという超人が5000年の眠りから目覚める。しかし彼はヒーローではなくかなり危険な存在。その彼を抑え込むためJSAが出動する。しかし物語はブラックアダムとJSAの戦いだけでは終わりません。謎のハイテク兵器を持った軍団がいる。彼らが本作における本当のヴィランたちでは? そして悪魔のようなボスキャラが登場?
まず予告編の最大のサプライズは、48秒目に出てくる女性! そう『スーサイド・スクワッド』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に登場したアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)です。アマンダはスーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)を裏で操る政府の高官です。つまりここでアマンダが出るということは『ブラックアダム』がスーサイド・スクワッドの世界観、つまりベン・アフレックのバットマンやヘンリー・カヴィルのスーパーマンなど、ジャスティス・リーグがいるDC世界とリンクしているということです。いわゆるDCエクステンデッド・ユニバース(以下、DEUC) というやつですね。
そしてアマンダの狙いは、①スーサイド・スクワッドを派遣してブラックアダムの排除をしようとしていた ②ブラックアダムをスーサイド・スクワッドに引き入れようとしていた、のどちらかでしょう。しかし、ここはヒーローに任せな、ということでJSAが登場するわけです。