『シー・ハルク』と『X-MEN』に繋がり? MCU版『ファンタスティック・フォー』新情報も

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 先日配信された『シー・ハルク:ザ・アートニ―』第2話に、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ファンは大騒ぎとなりました。

 劇中、主人公が手にするタブレットの画面に、ニュースの見出しという体裁で
“Man fights with metal claws in bar brawl”
“Why there is a giant statue of a man sticking out of the ocean”
というフレーズが出てきます。

 まず、“Why there is a giant statue of a man sticking out of the ocean”は、『エターナルズ』でセルシがセレスティアルズの一人を石像に変えたあのラストを指していているんです。

 そして、“Man fights with metal claws in bar brawl” =酒場の喧嘩で金属の爪を持つ男が戦う。金属の爪で酒場の喧嘩? これってどう考えても『X-MEN』のウルヴァリンのことですよね。特に2000年公開の映画『X-MEN』にはこういうシーンがありました。既にMCUのドラマでは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』にコミックではX-MENやウルヴァリンとゆかりの深い“マドリプール”という街が出てきました。

 また映画『ブラック・ウィドウ』にも“プリンセス・バー”というウルヴァリンに関係のあるバーの看板が出てきます。さらに『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』には別バース設定で、パトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXも登場しています。いろいろな意味でX-MENに向けての布石は散りばめられています。今回の“金属の爪を持つ男”が単なるファンサービスではなくウルヴァリン登場の伏線であることを信じたい。なおマーベル・コミックの歴史の中でも、ウルヴァリンのデビューは『X-MEN』のコミックではなく1974年のハルクのコミックなのです。

 というわけで、ハルクとウルヴァリンはそもそも縁があるのです。ワクワクしますよね。

 MCU版『X-MEN』の動向も気になりますが、MCU版『ファンタスティック・フォー』についても興味深いニュースが。

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