『ちむどんどん』稲垣来泉らにも期待? 浜辺美波ら若手時代に朝ドラで輝いた俳優たち

 新婚生活を始めた暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)。2人が沖縄料理店を開くべく動き出す中、良子(川口春奈)は、娘の晴海(佐藤風和)の野菜嫌いに頭を悩ませていた……。

 『ちむどんどん』(NHK総合)第91話(8月15日放送回)から晴海を演じている佐藤風和は、現在9歳ながら大河ドラマ『八重の桜』(2013年/NHK総合)や『坂の途中の家』(2019年/WOWOW)などにも出演している“ベテラン”。今後、石川家や比嘉家をかき回す存在として活躍しそうだ。

『ちむどんどん』写真提供=NHK

 そんな朝ドラは主人公の幼少期を描くことが多いため、有名子役や有望株の10代俳優が出演することも珍しくない。『ちむどんどん』でも、暢子の幼少期を演じた稲垣来泉は、朝ドラ『とと姉ちゃん』(2016年/NHK総合)、『スカーレット』(2019年/NHK総合)のほか、『アンナチュラル』(2018年/TBS系)や『オールドルーキー』(2022年/TBS系)に登場。幼少期の和彦を演じた田中奏生も『BG〜身辺警護人〜』(2020年/テレビ朝日系)や『君と世界が終わる日に』(2021年/日本テレビ系)などに出演している。彼ら彼女らのキャリアを見るかぎり、まさに“これから”を期待されている俳優たちである。

オールドルーキー
『オールドルーキー』©︎TBS

 朝ドラの大舞台を経験してターニングポイントを迎える子役もいる。現在、12歳の白鳥玉季は、すでに『凪のお暇』(2019年/TBS系)や『テセウスの船』(2020年/TBS系)などで注目を浴びていたころ、2回目の朝ドラ『エール』(2020年/NHK総合)で知名度が向上。のちに映画化される『極主夫道』(2020年/読売テレビ・日本テレビ系)では、主人公の黒田龍(玉木宏)の娘・向日葵を演じ、龍との微妙な関係、冷静なツッコミ役として、なくてはならない存在となっていた。

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エンタメ業界において、デビューから短期間で“トップ”に躍り出る存在は少なくないが、オーディションで勝ち抜き、ドラマ作品での主役級…

 『おちょやん』(2020年/NHK総合)でヒロイン・千代(杉咲花)の幼少期と姪の春子を演じわけて注目を集めたのは毎田暖乃。彼女の実力を世の中に知らしめるきっかけになったのが『妻、小学生になる。』(2022年/TBS系)だ。10年前に亡くなった新島貴恵(石田ゆり子)が憑依した小学生・白石万理華という難役を丁寧に演じ、共演者の堤真一、吉田羊らベテランに引けを取らない貫禄を見せつけた。

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