『ちむどんどん』稲垣来泉らにも期待？　浜辺美波ら若手時代に朝ドラで輝いた俳優たち

　最後に、そんな子役を卒業し、今やフレッシュな若手俳優として活躍している役者たちを一部紹介しよう。現在、綾野剛主演の『オールドルーキー』で城拓也役、『ボクの殺意が恋をした』（2021年／読売テレビ・日本テレビ系）では主役・男虎柊を演じた中川大志は、2011年の朝ドラ『おひさま』（NHK総合）で、須藤春樹（田中圭）の幼少期を演じている。彼は同年、驚異的な視聴率を叩き出した『家政婦のミタ』（2011年／日本テレビ系）にて、阿須田恵一（長谷川博己）の息子・翔役で大ブレイク。端正なルックスや抜群のスタイルも相まって、今なお人気の高い俳優である。

　現在放送中のHey! Say! JUMPの中島裕翔主演『純愛ディソナンス』（フジテレビ系）でヒロイン・和泉冴を演じているのが吉川愛。『メイちゃんの執事』（2009年／フジテレビ系）でも知られていた彼女は、2013年放送の朝ドラ『あまちゃん』（NHK総合）に出演。アイドルグループ・アメ横女学園芸能コース（アメ女）のメンバー・高幡アリサを演じた（吉田里琴名義）。

　2023年春から放送予定の朝ドラ『らんまん』（NHK総合）のヒロインに抜擢された浜辺美波も、2015年の朝ドラ『まれ』に出演していた過去がある。自身の出世作ともいえる映画『君の膵臓をたべたい』（2017年）や、横浜流星と共演した『私たちはどうかしている』（2020年／日本テレビ系）など、今や人気女優となった彼女も、14歳のときに朝ドラ出演経験があったのだ。

　子役や10代俳優たちのブレイク前夜を目撃できるのも朝ドラの醍醐味。『ちむどんどん』に出演している佐藤や稲垣たちも、中川、吉川、浜辺のように俳優界で羽ばたいていくに違いない。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合：午前8:00〜8:15、（再放送）12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K：7:30〜7:45、（再放送）11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演：黒島結菜
作：羽原大介
語り：ジョン・カビラ
沖縄ことば指導：藤木勇人
フードコーディネート：吉岡秀治、吉岡知子
制作統括：小林大児、藤並英樹
プロデューサー：松田恭典
展開プロデューサー：川口俊介
演出：木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供＝NHK