『NICE FLIGHT!』素直になれない真夢と素直すぎる粋 玉森裕太×中村アンに感じた“運命”
パイロット、キャビンアテンダント、管制官、整備士、除雪隊員……飛行機を安全に飛ばすために、今もなおたくさんの人々が動いている。普段は、私たち乗客の目に触れない“縁の下の力持ち”の活躍を知ることができるのも、『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)の醍醐味のひとつ。第2話では、空港で働くプロフェッショナルな人々の活躍にスポットが当たった。
搭乗訓練(=管制官が民間航空機のコックピットに搭乗して、パイロットの立ち位置から管制を知る訓練)の日を迎えた真夢(中村アン)は、故郷の青森行きの便に乗ることになる。その飛行機に乗務していたのが、粋(玉森裕太)だった……という展開に、早くも運命を感じてしまった。だが、素直になれない真夢と、素直すぎる粋は、どうもすれちがってしまう。素直に、「ごめんね」「ありがとう」と自分の気持ちを伝えられる粋の存在が、真夢にはまぶしすぎるのかもしれない。
ただ、真夢の心にも変化は起きている。業務に追われる粋の姿を間近で見て、“忙しいから”を理由に、お礼の言葉を遮断した過去を後悔した真夢。しかし、素直に謝ることはできない。だからこそ、粋のピュアな部分に、時折ムッとしながらも、憧れを抱いてしまうのではないだろうか。「僕たちパイロットは、あなたたちの声とともに飛んでいます」という粋のストレートなねぎらいも、きっと真夢の心を動かしたはずだ。
“パイロット”の肩書きを振りかざし、管制官や整備士に無理を言う同期と異なり、とにかく謙虚な粋。「パイロットに、そんなことをさせるわけには……!」と言われても人助けをやめないし、「(飛行機を飛ばすために)お客さまには見えないところで、プロフェッショナルな仕事をしてくれている人がいる」と感謝の気持ちを常に抱いている。
そんな彼だからこそ、青森空港に着陸する時にお世話になった除雪隊(=ホワイトインパルス)に、直接お礼を伝えたいと思ったのだろう。