『シャザム!』『ブラックアダム』新情報も! サンディエゴ・コミコンレポート【DC編】
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!
先週は「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル2022」(以下、コミコン)に参加しました! アメコミ映画周りの大きな発表あり! その熱狂の様子をDC編とマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)編に分けてお伝えします。まずはDC編です。
7月20日の前夜祭から25日にかけて、アメリカ西海岸サンディエゴで開催されたコミコンに参加しました。もともとはアメコミのイベント。しかし、アメコミを核にゲームやアニメ、SF、ホラー、ファンタジー、ジャンル映画・ドラマといった周辺カルチャーも取り込むようになり、いまや世界最大級のポップカルチャーの祭典となっています。近年アメコミ原作の映画やドラマがエンタメの主流になると、ここで主演スターや監督を呼んでのアメコミ映画・ドラマのパネル(プレゼンテーション)も行われるようになりました。要はMCU、DCの大発表はここで行われることが多くなったということ。特にホールHと呼ばれる7000人ぐらい収容できる大会場を使ってのパネルは世界のエンタメメディアが注目しています。
今回はそこで行われたDCとマーベルのパネルを中心にお伝えしましょう。なお、すでにここで発表された内容(MCUのフェーズ6の話など)のいくつかはすでに日本のメディアも知っていると思うので、ここでは実際、その場にいた自分が感じたことを中心にお話します。
実に5年ぶりにDCとMCUの両方がホールHに揃う
まずコミコン自体が3年ぶりのリアルでの開催だったんですが、このホールHにDCとMCUの両方が戻ってくるのは2017年以来、実に5年ぶり。それまではホールHの朝一はDCというかワーナー、夕方はマーベル・スタジオのパネルと決まっていたのです。しかし、2018年は『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレを避けるためマーベル・スタジオが不参加。逆に2019年はワーナーが『ジョーカー』をアメコミ映画として売らないとの理由で不参加でした。今年はこの2つが揃ったのです。
30時間並んで入場
それゆえファンの期待は深まるばかり。大人気になることがわかっていたため、入場できるかどうかハラハラ。というわけで僕も30時間並んで、なんとか入れました。30時間? オーバーと思うかもしれませんが(笑)。
24日の10時半からDCのパネル開始。その整理券と言うべきリストバンドの配布が23日の21時15分。リストバンドを手に入れるための行列に並んだのが23日の午前0時でしたから。それで一回、ホールHに入ってしまうとずっと居ることができる、要はプログラムごとの入れ替え制はとらないので、マーベル・スタジオの発表までずっとそこに座っていればいいのです。売店やトイレもあるので一度ホールHに入れば1日いても大丈夫。
DC『シャザム!』続編、ルーシー・リューが魔法の杖を持って登場!
DCは2本の超大作を紹介。『シャザム!~神々の怒り~』と『ブラックアダム』です。DCのWeb番組のMCをしている女性がMCを担当。まずは『シャザム!』の続編、『シャザム~神々の怒り~』から。MCの掛け声にあわせ会場全員で「シャザム!」コールをすると、主演のザッカリー・リーヴァイが登場。そして、監督のデヴィッド・F・サンドバーグ、シャザムに変身するビリー少年役のアッシャー・エンジェル、その親友フレディ役のジャック・ディラン・グレイザー、さらに本作でシャザムと戦う神アトラスの娘を演じるルーシー・リューが魔法の杖を持って登場し会場を沸かせます。実はアトラスの娘は3姉妹で、長女を演じるのがヘレン・ミレン(!)、三女役がレイチェル・ゼグラー(『ウエスト・サイド・ストーリー』のマリアですね)なのです。そして、ルーシーが杖を振るとヘレン・ミレンとレイチェル・ゼグラーからのメッセージビデオが上映されました。監督曰く「前作が当たって予算も増えたので今回はもっとすごいよ」と自信たっぷりでした。
そして、特報映像が初お披露目。ヒーローとして悩むシャザムがカウンセリング受けていたりと前作の楽しさを残しつつ、アクションがとにかくスケールUP。前作は遊園地のバトルが見せ場でしたが、今度はもっと戦う場所が多い。場内で爆笑が起こっていました。ステージに戻ると相変わらずザッカリーのMCはノリノリで楽しいステージ。逆にルーシー・リューがこの映画の素晴らしさをまじめに語ってくれました(終始、魔法の杖は離さず)。そしてアッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザーが大人になってかっこよくなっていました。僕は2018年の『シャザム!』のパネルにも参加して、少年の時の彼らを見ているので、なおさらその成長ぶりを肌で感じることができました。あ、予告編を観る限り、今回もアナベル人形がちゃんと出てきます(笑)。