『シャザム！』『ブラックアダム』新情報も！　サンディエゴ・コミコンレポート【DC編】

DC『ブラックアダム』、なんと入場者全員をIMAXにご招待の太っ腹！

　楽しい『シャザム！～神々の怒り～』のパネルから一転。ステージは暗くなり、雷鳴が轟きます。そしてドウェイン・ジョンソンがスモークの中からブラックアダムの姿で登場。ステージの装置を使って宙に浮かび上がり、7000人のファンを上からにらみつけ「もうお前たちの知っているDCではなくなる」と挑発！　そしてブラックアダムは去っていきます。この掴みの演出の後『ブラックアダム』のパネルがスタート。監督のジャウマ・コレット＝セラが登壇。続いてキャストが参加。今回の『ブラックアダム』には、ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ（以下、JSA）というヒーロー・チームが登場。そのメンバーである、ホークマン／翼を持った超人役のオルディス・ホッジ、アトム・スマッシャー／体のサイズを変えられる役のノア・センティネオ、そして風を操る女性超人サイクロン役のクインテッサ・スウィンデルがずらりと会場に並びました。

　そして、着替え終わったドウェイン・ジョンソンが駆け付けます。ドウェイン・ジョンソンは改めて自身がどれだけブラックアダムを映画化したかったかを語り（彼にとって10年越しのプロジェクト）、『ジャングル・クルーズ』で組んで素晴らしかったジャウマ監督を見つけたこと、JSAを演じる素晴らしいキャストを得られたことでついに実現したことを明かしました。とにかくこのJSAのメンバーが衣装を身に付け現れた時に「これはイケる！」と確信したそうです。すごいのは、さっきは確かにブラックアダムそのものだったのに、このパートではドウェイン・ジョンソンその人なんですね。つまり彼から発せられるオーラの切り替えがすごいのです。そして、世界初お披露目となる特別映像の上映。

　この映像だけで映画の凄さがわかるよ、というドウェイン・ジョンソンの言葉どおり、映画への期待が高まる映像。まずブラックアダムが覚醒しミリタリー部隊と激突。部隊をほぼ全滅させ軍用機を墜落させる。ブラックアダムの無双ぶり非情ぶりが描かれています。後半はJSAとブラックアダムの絡みですが、このJSAがヒーローチームとしてかっこいい。ちょっとマーベルのX-MENっぽさを加えたジャスティス・リーグのようでした。

　ブラックアダムというキャラの個性とJSAの魅力で、これは相当すごいアクション大作になりそう。さてこのパネルでは入場者全員に2つのアイテムが配られました。一つはブラックアダムの胸の稲妻マークがデザインされた首掛けグッズ。なんとドウェイン・ジョンソンの声かけとともに光始めました（つまり会場全員参加のペンライト演出です）。もう一つはキービジュアルを印刷したカードなんですが、よーくみるとシリアル番号が。なんとこれ、『ブラックアダム』がIMAX上映された時に使えるクーポンなんです。そう、7000人全員を映画招待という太っ腹！　すごすぎます！　当然、会場は拍手喝采でした。

　DCはこの2本の紹介で、後半でお話するマーベル・スタジオの数と比べると少ないですが、シャザムとブラックアダムとJSAだけでヒーローは十分さ、というドウェイン・ジョンソンの気合を感じました。このパネルでおかしかったのは、ファンからのQ&Aコーナーで「将来スーパーマンとブラックアダムが戦ったらどっちが勝ちますか？」という質問に、「スーパーマンを演じる役者次第だね」との答え。これまた会場大ウケです。というわけで徹夜疲れもこの興奮でふっとび、後半MCU編です。

■公開情報
『ブラックアダム』
12月2日（金）全国ロードショー
監督：ジャウマ・コレット＝セラ
製作総指揮・主演：ドウェイン・ジョンソン
出演：ピアース・ブロスナン、サラ・シャヒ、ノア・センティネオ、アルディス・ホッジ、クインテッサ・スウィンデル
配給：ワーナー・ブラザース映画
(c)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM ＆(c)DC Comics

■公開情報
『シャザム！～神々の怒り～』
今冬全国ロードショー
監督：デイビッド・F・サンドバーグ
出演：ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー、ジャイモン・フンスー、レイチェル・ゼグラー、ルーシー・リュー、ヘレン・ミレン
配給：ワーナー・ブラザース映画
(c)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC