『サマータイムレンダ』明らかになったひづるとハイネの関係 久野美咲が見せる表現力の幅
TOKYO MXほかにて放送されているTVアニメ『サマータイムレンダ』も第2クールへと突入。第13話からはオープニングテーマ&エンディングテーマも一新され、いよいよ物語の核心に迫ってきた感覚がある。
4度目のループの最後には四本の腕を持つ影とハイネの強大な力を前に為す術もなかった慎平たち。しかし、慎平の決死の覚悟によってなんとかループすることに成功した。第13話「トモダチ」、第14話「to be/not to be」では、謎に包まれていたひづるとハイネの過去が明かされた。
「観測した世界が事実になる」。慎平の能力は彼の右目が大いに関係していた。色の異なる右目は元々ハイネのものであるというが、どのタイミングで慎平の右目が切り替わったのかはまだわからない。4度目のループの失敗の要因がひづると別行動をとったことにあると考えた慎平は、今回は共に行動することを申し出る。潮の影の力によって過去の記憶を全て見せられたひづるは協力を許諾。潮の提案もあり、前回失敗に終わったしおりの影の捕獲を決断するのだった。
これまでに菱形家が影とつながりがあることが分かったが、窓の父・青銅は慎平たちが影の病について調査している動きや潮の影の行方について何者かと電話でやり取りしていた。電話の相手は影の可能性も大いにあるが、もし人間だったらかなり厄介だ。菱形家と組んで裏で手を回している者がいるということは覚えておきたい。
また、第13話では衝撃的な事実が明らかとなった。ハイネと四本腕の影もまた慎平と同じようにループできるというのだ。記憶を引き継ぐことができるという慎平の強みが、ハイネも同様の力を有しているおかげで無力になってしまった。これでは慎平たちに勝ち目はほぼないといっていい。4本腕の影に次々とトドメを刺されていく光景はまさに絶望だった。
5度目のループが終わり、6度目へと突入するかと思われたが、そこにはこれまで経験してきた7月22日とは異なる光景が広がっていた。14年前のひづるの記憶に入ってしまった慎平は、そこでひづるとハイネが友人であることを知るのだった。