『還魂』で注目! 『ムーブ・トゥ・ヘブン』などイ・ジェウクのおすすめ韓国ドラマ5選
Netflixにて毎週最新話が配信中の『還魂』。人の魂を入れ替える還魂術によって、ねじれた運命を背負うこととなった術士たちのファンタジー史劇だ。臨場感のあるCGと爆速のアクションに加え、個性豊かなキャラ設定に毎週の配信が楽しみで堪らない。脚本は、『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などの名作を生み出してきたホン姉妹が手がける。
物語の舞台は、水の気を操る術士がいる架空の国“大湖国”。術を使うために必要となる気門を幼き頃に塞がれてしまった主人公を演じるのが、イ・ジェウクだ。頭が良く、冷たそうに見えるが、いざという時は優しく頼りになる。自分の運命に抗うため、気門を開いてもらおうと師匠を探す矢先、美しい目のある女性と出会い......。師弟関係から始まる2人の関係性からも目が離せない。本記事では、そんな序盤の演技から既に見入ってしまうイ・ジェウク出演のおすすめドラマを紹介したい。
『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』(2021年)
亡くなった人を天国に送る“最後の引越し”を手伝う、遺品整理士を描いた物語。ただ清掃するのではなく、遺品をパズルの様に繋ぎ合わせながら故人の想いを汲み取り遺族に伝えていく過程が見どころ。全10話の短編ドラマで、1本の短編映画を観ているような感覚になる。劇中では、真実を解き明かすというよりも、故人の想いを残された人に届けるまでがゴールとなっている。そのため、一線を超えない新たなヒューマンサスペンスのようなジャンルにも感じる魅力的な作品だ。
物語の中で、いじめられて飛び降り自殺を図ろうとする青年。それが、イ・ジェウク演じるスチョルだ。遺品整理士の1人サングの弟分であり、彼の過去を語る上で非常に重要な人物となる。サングに憧れボクシングを始め、生きる喜びを取り戻していくが、とあることが待ち構えていて……。輝き始める目が印象的で、繊細なイ・ジェウクの演技を堪能できる作品だと思う。涙なしに見れないシーンも多いが、愛情深く優しい青年演じるイ・ジェウクを観たい時に是非。
『ドドソソララソ』(2020年)
ある日突然窮地に立たされ無一文となったお嬢様ピアニストと、彼女にお金を貸すこととなった青年のハートフルラブコメディ。クスっと笑える日常や、少女漫画のような甘酸っぱい恋愛を描いた作品だ。脚本は、『私の恋したテリウス〜A Love Mission〜』や『ショッピング王ルイ』のオ・ジヨンが担当。合間に挟まれるキュンキュンシーンに悶絶しながら、緩急をつけるように入るサスペンス要素に引き込まれていく。さらに、各話の終わりに入っている2分程度のエピローグも必見だ。本編で散りばめられた伏線を、エピローグでしっかり回収していくのが面白い。
こんなにも短パンが似合う人はいるだろうか……と言いたくなるのが本作のイ・ジェウク。主人公を支える謎の多い青年ジュン役だ。物語序盤では、花嫁姿の主人公にブーケを手渡すバイトシーンがあまりにかっこよく、気付けば既に沼落ち寸前。自分のペースを乱され困惑しつつも、仕方ないと優しさを見せるジュンにハマった時には、深い沼の底にいると思う。あどけなさと、大人っぽさを兼ね揃えた彼の魅力に浸りたいときに見たい一作。