『未来への10カウント』木村拓哉の教師姿が話題に “いろいろあった”過去は今後の伏線へ
木村拓哉が主演を務める連続ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)が4月21日に第2話を迎えた。
第2話では、1年間自主練のみ、廃部寸前に追い込まれていたボクシング部が、2カ月後のインターハイ予選を目指し動き始める。
松葉台高校を進学校にすべく、何が何でもボクシング部を廃部、桐沢(木村拓哉)のコーチを辞めさせようとする校長の大場(内田有紀)に対するのは、生徒たちの闘志にすっかり心を打たれてしまったボクシング部顧問の折原葵(満島ひかり)、そして生徒たちをせめて試合に出させてやりたい桐沢。そこにやってくるのが、ボクシング部の前監督かつ桐沢の恩師であり、校長の父・芦屋賢三(柄本明)。ボクシングとはスウィートサイエンス。彼れらは、ライバル校の京明高校に東大合格者数で勝ち、初めて本物の文武両道と言える、とインターハイ予選を目指すことにボクシング部の存在意義を説いていく。
この第2話では、登場人物の“いろいろあった”過去が明らかになる。最も驚きなのは、桐沢が教員免許を持っており、教師として教壇に立つ姿だろう。大学を卒業してから8年間教師をやっていた桐沢。「人間クラッシャー」「焼き鳥大将」と早速職員室で噂になりながらも、桐沢は持ち前の「なんとかなる」精神で、ねぎまを具体例に生徒も“食いつく”経済の授業を教えていく。
桐沢は教師を辞めてからは駅の近くの「焼き鳥大将」の大将だったが、だが現在は店も潰れ、桐沢は48歳という年齢でピザのデリバリーに。折原から紆余曲折の職歴に「どうして?」と尋ねられフラッシュバックするのは、亡き妻・史織(波瑠)と食べた焼き鳥、「ごめんね……祥ちゃん」という最期の言葉だった。
さらに折原にも、一人息子の圭太(川原瑛都)、妹の楓(滝沢カレン)がこの第2話で初登場する。女手一つで圭太を育てている葵と楓は同居しており、楓の口から「お姉ちゃんは優しくない男に散々振り回されてきた」とサラッと聞き捨てならないセリフが飛び出す。相関図を見るに、この息子の圭太がなかなかの重要人物であり、桐沢との校門での出会いが後々に繋がってきそうだ。