『SPY×FAMILY』アーニャの可愛さに誰もが心奪われる! コロコロ変わる表情に注目

 4月9日よりテレビ東京ほかにて放送がスタートしたTVアニメ『SPY×FAMILY』。第1話「オペレーション<梟(ストリクス)>」では、凄腕スパイの黄昏ことロイド・フォージャー(CV:江口拓也)が、人の心を読むことができる少女アーニャ(CV:種崎敦美)と出会う模様が描かれた。

『SPY×FAMILY』公式サイトより

 第1話でまず印象的だったのは、アニメーション制作会社WIT STUDIOとCloverWorksが手掛ける背景美術だ。イギリスを彷彿させるような汽車や、高くそびえ立つ欧風な建物、人々が和気あいあいとしている広場の様子が美しい。新しい何かが始まるようなおしゃれな街並みに、心が躍る。

 そして第1話では、アーニャの可愛さに心を奪われた。アーニャは人の心が読める特殊能力を持つ。アニメでは、アーニャの頭部をキラキラと光らせることで、人の心を読んでいる様子を表現していた。

 ロイドに里親になってもらうため、背伸びをして6歳のように見せたり、ロイドの心を読んで難解なクロスワードパズルを解いたりする姿は愛しい。無事にロイドがアーニャを引き取ると決まった時の表情は心から嬉しそうだった。

 アーニャの声は、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』でダイ役、『鬼滅の刃』で雛鶴役を演じた種崎敦美が務める。口数が少ない分、「ちち」「わくわく」など、ひとつの単語をはっきりと、感情を込めて話していたのが印象的だ。

 ロイドの「敵」という言葉に反応して隠れたり、お金の計算が間違っていることを指摘されて恥ずかしがったり、「捨てたら嫌」と泣き喚いたり。ポップにデフォルメされたアーニャがロイドの心の声に反応し、表情をコロコロと変えている様子は可愛らしかった。スパイというシリアスなテーマを扱っているからこそ、アーニャの存在で心が癒された。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アニメシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる