パク・ミニョン、『気象庁の人々』でもラブコメの女王の貫禄 年下男子との恋で本領発揮?

パク・ミニョン『気象庁の人々』で女王の貫禄

 付き合うことになった2人だが、ギジュンの時のように社内恋愛を周囲に知られたくないハギョンは、シウが同僚たちと会話をしている時に話を遮って大量の仕事を頼むという、お茶目で違和感のある行動を見せたが、周囲からはシウがハギョンに目を付けられたと思うような印象を与え、恋愛関係を払拭することに成功した。その反面、社内恋愛を必死に隠すあまり、仕事を頼んでしまったシウの様子が気になってテレビ電話を掛けたり、自分の仕事の相談で何度も電話を掛けたりするという、社内ではクールに振る舞う彼女から想像できない可愛い部分もあるのだ。

 パク・ミニョンと言えば、『トキメキ☆成均館スキャンダル』で一躍、有名となり、『ヒ
ーラー~最高の恋人〜』や『シティーハンター in Seoul』などのロマンス作品にも出演し、最近では『キム秘書はいったいなぜ?』や『彼女の私生活』を通じて、クールで仕事はできるが、恋愛には疎い女性を演じてきた。コミカルなシーンでは感情を豊かに表現する一方で、ラブシーンは彼女の容姿端麗なルックスを活かしながら、相手との抜群の相性でキスシーンやハグをリアルに見せるという、ギャップで多くの視聴者を魅了し、今では「ラブコメの女王」と称されているほど。『気象庁の人々』では演じるハギョンは、一見、冷たい人柄にも見られがちだが、プライベートでは可愛らしい姿を見せるギャップを持った女性だ。これまでにラブコメ作品で高く指示されてきた、彼女の演技力が発揮されるのは間違いないだろう。

 本作では、登場人物たちの仕事と恋愛の両立に奮闘する姿が描かれ、第4話のタイトル「視程」は、はっきりと目に見える距離を意味している。社内にバレたら関係を終わらせると決めているハギョンと、そのことを理解しているシウの視程は遠いだろう。しかし、社内での心の声による駆け引きや、2人でいる時の空気からは目に見えない部分での、ハギョンとシウの距離の近さを感じる。これからも2人は視程を保ち、関係を隠し通すことができるのだろうか。

■配信情報
『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』(全16話)
Netflixにて、毎週土・日曜に1話ずつ、毎週2話配信
監督:チャ・ヨンフン
脚本:ソン・ヨン
出演:パク・ミニョン、ソン・ガン

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