『君が落とした青空』では恋のライバル関係に 福本莉子×横田真悠が語るそれぞれの恋愛観
櫻いいよの同名小説を映画化したタイムリープ・ラブストーリー『君が落とした青空』が2月18日より公開中だ。付き合い始めて2年経つものの、だんだんと彼氏の修弥が何を考えているのかわからなくなっていた実結。どこか気まずい空気が続いていたある日、修弥が目の前で交通事故に遭ってしまう。しかし、実結が目が覚ますと、なんと同じ日の朝に戻っていた。修弥を救おうと実結が必死に同じ日を繰り返す中で、彼女だけが知った事実とはーー。
主人公・水野実結を演じたのは、修弥役の松田元太（Travis Japan/ジャニーズJr.）とともにW主演となった福本莉子。そして、修弥に想いを寄せる西村トモカを横田真悠が演じている。映画の中では恋のライバルとして対峙することになる福本と横田。お互いの印象やそれぞれの恋愛観について語ってもらった。【インタビューの最後には、コメント映像＆サイン入りチェキプレゼント企画あり】
役柄的にもほとんど喋ることがなかった撮影現場
ーー福本さんと横田さんはこの作品が初共演になるんですか？
横田真悠（以下、横田）：実は同じ作品に2回出たことがあるんですけど、そのときは一切絡んだことがなくて。
福本莉子（以下、福本）：そうだ！ 絡んでないね。でも出演されている作品は観ていたので、勝手に共演した気になっていました（笑）。
ーーじゃあ、ちゃんとお話をするのは今回が初めてだったわけですね。
福本：そうですね。でも、別に喋ってない……（笑）。
横田：ちょっと誤解を生むかもしれないんですけど（笑）、今回は2人の役柄的に仲が良い感じではなかったので、休憩時間とかもほとんど喋ることがなかったんです。
福本：うん、そうですね。「トマトジュースを飲んでいたからそんなに白いんですか？」って聞かれたぐらいです（笑）。本当にそれぐらいしか喋ってない（笑）。
横田：やっぱり役柄のこともあって、自然とそうなりました。特に私がバチバチだった（笑）。
ーー役作り的な意味合いもあったと。
福本：そうですね。ただ、私は自分自身がいっぱいいっぱいだったということもあるんですけど、他の同世代の方ともあまり喋る機会がなかったんです。でもそれが実結の役作りにおいて、ある意味よかったと思える部分もあって。
ーー確かに、修弥（松田元太）と実結の関係性にもぎこちなさがありますしね。
福本：最初の方は、結構冷戦状態のような関係が続いているんですよね。その後変化していくわけですが、そういう展開も含めて、松田さんとの距離感もちょうどよかったです。役のままでいられたというか。そのおかげで、修弥の気持ちを知ったときにすごくグッときたし、こういう関係性でよかったなと思えました。それはトモカとの関係性においても同じで、もし私と横田さんがすごく仲良くしていたら、実結とトモカのような関係性は作れなかったかもしれません。
横田：そうですね。そういう空気のおかげで、私もすごくやりやすかったです。
ーー演じる上ではそれぞれどのようなことを意識したり考えたりしましたか？
福本：実結とトモカは本当に真逆なんですよね。実結はヒロインなんだけど、ちょっと冴えない感じがあるので、私は割と普通の女子高生をイメージしながら演じようと思っていました。一方のトモカは、キラキラしていてかわいくて、髪の毛もフワフワ。めっちゃかわいい役なので、修弥をめぐっての2人の対比も面白いなと思います。
横田：確かに（笑）。あと、タイムリープをしているのは実結だけで、実結の行動はもちろん変わってくるんですけど、それに対してトモカの行動も変わってくるわけなので、その変化はちゃんと感じたいなと思って現場に臨んでいました。
ーー今回がっつり共演してみて、お互いの印象はどうでしたか？
福本：横田さんとはあまり喋っていなかったから、もうイメージがトモカそのものなんですよ（笑）。横田さんのことを何も知らない状態でトモカとして知っちゃっているので、普通に怖くて（笑）。
横田：ははは！（笑）
福本：でもめっちゃかわいいから、「どうしよう……」みたいな感じでした。実際にお話してみると、トモカとは喋り方も全然違うので、本当にすごいなと思いました。
横田：私は逆に、福本さんの見た目が本当にかわいすぎるなと思っていたんですけど、現場ではちゃんと主役として振る舞っていたのが印象的でした。小柄だけどすごく大きく見えて、カッコいいなと思いました。たくましいなって。
福本：すいません、恐縮です（笑）。
