ジュノ、ソ・イングク、ソン・ジュンギ 韓国ドラマ界を牽引する俳優たち【30代編】
ソン・ジュンギ
2021年日韓で話題を独占した『ヴィンチェンツォ』。本作でソン・ジュンギは、完璧なスーツ姿に冷たい眼差しで大人の余裕を見せつけただけでなく、適材適所で笑いを誘うコミカルな演技で新たな境地を開き、トップスターの座に返り咲いた。2022年に出演が決定している新ドラマ『財閥家の末息子』では、財閥一家のオーナーリスクを管理するための秘書が、財閥家の末息子チン・ドジュンとして生まれ変わり、2回目の人生を生きるファンタジー作品だそうで、また新たな彼と出会えそうだ。
『太陽の末裔 Love Under The Sun』
韓国ドラマにハマった人なら一度は聞いたり目にした事がある作品だろう。最高視聴率41.6%という脅威の数字を叩き出した本作は、異国の地に派遣された軍人と女医が極限状況の中で使命を果たしながら愛を育んでいくヒューマンラブストーリーだ。頼もしいと同時に優しくお茶目なジュンギ演じる特殊部隊のエリート軍人シジン。ウィットに富んだ言葉でヒロインをからかったと思えば、「ワインを飲む?」とに聞かれ、「飲む方法がある」と不意打ちキスしたり、素直になれないヒロインをまっすぐに見つめ、「僕の想いのほうがずっと強いから」と真っ直ぐに想いを伝える。さすが数々の名作を生み出したキム・ウンスク作家、女心をよく知っている。
『トキメキ☆成均館スキャンダル』
ジュンギが一躍、脚光を浴びた作品が本作だろう。イケパラ史劇といえば必ず名前が挙がる作品で、日本では「韓ドラにハマるきっかけになったドラマ」という視聴者も少なくないのではないだろうか。本作は、女子禁制の名門校、「成均館」に入学したユニ(パク・ミニョン)と、国の未来担う若きイケメンエリートたちが繰り広げる青春ラブストーリー。日本でも人気を博している『恋慕』と同じく、“男装女子”の「バレてはいけない」ドキドキと、タイトル通り花のイケメン集に“トキメキ”の連続。単なるイケパラロマンスではなく貧富格差、男女格差といった社会問題もうまく組み込まれ、ほどよく重みがあるのもポイントだ。彼が演じたのは大金持ちの息子で、プレイボーイの一面を持つク・ヨンハ。派手な衣装に身を包み、無類の酒好き&女好きだが、鋭い観察力と聡明さを持ったエリートだ。彼のスター花道の始まりの初々しい姿は見逃せない。