『エターナルズ』クロエ・ジャオをケヴィン・ファイギが絶賛 オスカー前からラブコール?

『エターナルズ』監督をK・ファイギ絶賛

 全国公開中のマーベル・スタジオ映画『エターナルズ』の監督を務めたクロエ・ジャオに、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが絶賛を寄せた。

 本作は、様々な脅威から地球を守ってきた“アベンジャーズ”が誕生するよりもはるか昔から地球に存在し、何世紀もの間、人知れず人類を見守ってきた“エターナルズ”の物語。

 キャストには、『クレイジー・リッチ!』のジェンマ・チャンや10年ぶりにアクション映画に出演する大人気ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー、『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデンとキット・ハリントン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のマ・ドンソク、『フリーダ』のサルマ・ハエックらが参加した。

 『ノマドランド』で第93回アカデミー賞監督賞を受賞しアジア系女性として初の快挙を成し遂げたジャオ監督。ファイギは、アカデミー賞を受賞する前からジャオ監督の才能を見抜いており、「クロエは当初、『エターナルズ』が完成して公開されるまで『ノマドランド』を棚上げしておくつもりだったんだ」「クロエの最初のピッチは魅力的だった。率直に言って、私たちがこの映画を進めた理由の一つは、彼女が持ってきたビジョンがあったからだ」と抜擢した理由を明かす。

 『ザ・ライダー』や『ノマドランド』など、ジャオ監督の作品ではキャラクターの人生観にフォーカスを当てた物語やロケ地での撮影、少人数での撮影にこだわりを持っているが、ファイギ社長は抜擢した理由について「『エターナルズ』を制作しているときに、人類の歴史、人間であることの意味、そしてエターナルズというキャラクターの視点から物語を描きたいとプロデューサー陣からアイデアが出たんだ。そんな中、クロエは美しいビジュアルもさることながら、それよりも重要な『エターナルズ』のキャラクターについての提案をしてきた。この世界に10人の新しいキャラクターを登場させるのはとても難しいことだが、彼女はそのチャレンジを受け入れ、一人一人にユニークな視点を与えてくれた。最初のピッチとミーティングから公開を迎えようとしている現在に至るまで、彼女はアカデミー賞をいくつも受賞し、『エターナルズ』の可能性を約束してくれたことを嬉しく思う」とコメント。

 また、プロデューサーのネイト・ムーアも「クロエは、心が浮き立つようなSFを創作して伝えながらも、そこに真の人間的な瞬間を見い出すことに長けている類まれなフィルムメイカーだ。彼女が『エターナルズ』のキャスト陣と共に取り組んでいる姿を見て、私たちは興奮したよ。彼女はMCUにハートと真実味をもたらせてくれるような特別な瞬間を捉えて、エターナルズの10人それぞれに個々の声と存在感を持たせているんだ。また、彼女は恐れることなく予期せぬタイミングで突飛なユーモアを描いており、それがこの映画のトーンを見事に伝えている。彼女のこの作品に対するビジョンとパッションは比類なきものですよ」と絶賛を寄せた。

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■公開情報
『エターナルズ』
全国公開中
監督:クロエ・ジャオ
出演:ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、マ・ドンソク、キット・ハリントン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021

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