『半妖の夜叉姫』犬夜叉、かごめも登場の“総出演”回 麒麟丸と希林先生の関係は?
10月23日放送のTVアニメ『半妖の夜叉姫』第28話で描かれた、とわたちの親との再会が大きな話題となっている。
朴仙翁から“吸妖魂の根”があると教えられ、産霊山に踏み込んだとわたち。しかし、邪悪な妖力による結界に封じ込められ、霊力の持つもろはだけが結界を抜けて妖霊樹の前に辿り着く。そこで出会ったのは、麒麟丸の娘・りおん。小さな耳と髪につけたリボンが愛らしい彼女は幼な子のように見えるが600年以上生きており、麒麟丸が犬の大将に破れる瞬間を目撃していた。夢の胡蝶に眠らされていたと見られるりおんは、もろはの前で目を覚ます
一方、それぞれの場所で“護りたいもの”と“捨て去るもの”を問われるとわとせつな。その声は麒麟丸のものだった。質問の意図がわからず戸惑う2人だが、次にとわは草太の娘として過ごした幻影の現代、せつなはりんが眠る時代樹の元に飛ばされる。結界の中では一切妖力が使えず、為す術もない。
そんなとわとせつなを救い出すため、りおんが吸妖魂の根を使って生み出したトンネルをくぐり、もろはは結界に入り込む。そこで登場したのが、黒真珠に封じ込められた犬夜叉とかごめだ。鉄砕牙と破魔の矢が共鳴し、2人はもろはの存在に気づく。生まれて間もなく生き別れた両親の顔を写真でしか見たことのなかったもろはが、遠く離れた場所から眺める2人の姿に涙を浮かべ、犬夜叉もまた立派に成長した娘の姿を誇らしげに見つめる場面は切っても切り離せない親子の絆を感じさせてくれた。
さらに、せつなは時代樹の精霊からりんが自身の母だと伝えられる。14年もの間眠り続けるりんを慈しみながら、バイオリンで奏でるのはかつて母のお腹の中で聴いていた歌。その穏やかなメロディには、命をかけて娘たちを守ろうとしたりんの優しくも強い覚悟が滲んでいるようだ。あの世とこの世の境目である結界の中に閉じ込められた犬夜叉とかごめ、そしてりん。彼らこそ、とわたちが麒麟丸から“護るべきもの”という暗示だったのか。