薬師丸ひろ子、及川光博、光石研、田中みな実、吉高由里子主演ドラマ『最愛』出演へ 

及川光博、田中みな実ら、『最愛』出演決定

 吉高由里子が主演を務める10月期のTBS金曜ドラマ『最愛』に、薬師丸ひろ子、及川光博、光石研、田中みな実が出演することが決定した。

 本作は、完全オリジナルで描くサスペンスラブストーリー。主演の吉高とは、2019年4月期放送のTBS火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』以来となる新井順子がプロデュースを務め、演出の塚原あゆ子、脚本の奥寺佐渡子と清水友佳子と、2017年4月期の金曜ドラマ枠で放送された『リバース』のスタッフが揃った。

 殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(吉高由里子)と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)の3人を中心に展開する本作。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、時代を牽引する実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の殺人事件へと繋がり、その真相に迫る姿を完全オリジナルで描く。

 『アンナチュラル』(2018年/TBS系)で主人公の母親役を演じた薬師丸が本作で演じる真田梓は梨央の母であり、「真田ホールディングス」の社長。夫・達雄とは梨央が3歳の時に離婚し、不動産やホテル事業を次々成功させて「真田ホールディングス」を成長させてきた。明るい性格で周囲をひきつける力があるが、事業拡大のためには手段を選ばない一面もある。

 日曜劇場『ドラゴン桜』(2021年/TBS系)では最終話目前で主人公を裏切る教頭役を演じた及川が演じる後藤信介は、梨央の祖父の代から「真田ホールディングス」に仕えてきた古参社員。努力家で専務にまでなり、梨央の祖父からは子会社である「真田ウェルネス」の後継者の座を約束されていたが、それを梨央に奪われてしまう。莫大な投資がいる製薬事業に力を入れる梨央に対し後藤は堅実な保守派で、対立関係にある。

 『Nのために』(2014年/TBS系)での主人公の父親役に続き、梨央の父親・朝宮達雄を演じるのは光石。梓と離婚後、梨央を連れて地元・岐阜に戻り、縁あって再婚。大学の陸上部男子寮の寮夫をしながら梨央を育ててきた。誰に対しても分け隔てなく接し、優しさと厳しさを併せ持った、周囲からの信頼も厚い人物である。

 アナウンサーから女優業へと活動の幅を広げている田中は、本作で、フリーランスのノンフィクションライター・橘しおりを演じる。曲がったことが嫌いで、負けず嫌い。大手新聞社の記者だったが、忖度なしの記事を書きたくてフリーになった。そんな彼女が追っているのが真田グループの闇。梓や梨央に執拗につきまとい、封印されていた梨央の過去も探っていく。

コメント

薬師丸ひろ子

以前お仕事をさせていただいた新井プロデューサー、塚原監督と再びご一緒できるということで、どんな世界を繰り広げてくださるのだろうかとワクワクしています。そして、またそこに参加させていただけるということで、ラッキーだなと思いました。この作品は、台本を読んでいるということを忘れるくらい、まるで小説を読んでいるような感覚で「誰が犯人だろう」と、サスペンスの醍醐味を味わわせていただいています。初めてご一緒させていただく俳優陣の皆様との掛け合いが楽しみなので、みんなで最後まで元気に笑って走り抜けたいです。

及川光博

久しぶりにサスペンスだなと。しばらくそういった作品に出演していなかったので、ちょっとワクワクしています。いただいた役は“ミステリアス”ということで、いつもとは違った私をお楽しみいただければ。名付けて「不気味ッチー」。
台本は先が読めないゾクゾクする展開で、複雑な過去と現在が絡み合いながら「次が早く見たい!」という引きの強さがあるのではないかと思います。
松下さんは以前共演したことがあるのですが、吉高さんや井浦さん、初共演の方も多いのでとても楽しみです。出会いとそこから生まれる空気に触発されたり、共鳴し合いたいなという気持ちです。

光石研

久しぶりにこのチームとお仕事ができるということで、すごくうれしかったです。「出してください」と何度も言い続けてみるものだなと(笑)。
新井さん、塚原さんを筆頭にこのチームの作品は、毎回日常から始まりながらも徐々に暗雲が立ち込めてきて、それがサスペンスになったりラブストーリーになったりと……毎回それが楽しみ。今回もその辺に転がっているような日常から始まり、それがどこへ転がっていくのか。それは僕ら演じる側も楽しみだし、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。
吉高さんとは10数年ぶりの共演ですごく久しぶり。松下くんも久々の共演になるんですけど、2人とも僕を揺さぶってくるんじゃないかと不安ですね(笑)。
今回も何やらいい役をいただけたので、頑張り過ぎず悪目立ちしないようにこの作品の中にすんなりと入っていけたらと思います。

田中みな実

会社員として勤めていた局のドラマ作品に出演できることを感慨深く思います。物語の展開が目まぐるしく、早く先々の台本を読みたくてうずうずしています。自身の役柄に関しては、序盤はあまり出てこないのでまだ掴み切れていないというのが正直なところ。塚原監督には「極力、田中みな実っぽさをそぎ落としたい」と言われているので、意識的にそぎ落としていかなければな……と思っています(笑)。とにかく色気を出さないように! 座るときは足を広げ、カメラの持ち方ひとつとっても荒々しく! と、普段の自分との対極を求められているようです。真相究明に躍起になる様や、取材対象に向かっていく気迫のようなものを感じる芝居ができればと思っています。 クランクイン前なので、今はカメラの扱い方や、記者の方々のリアルを研究中です。

■番組概要
金曜ドラマ『最愛』
TBS系にて、10月スタート 毎週金曜22:00~22:54放送
出演:吉高由里子、松下洸平、田中みな実、薬師丸ひろ子(特別出演)、光石研、及川光博、井浦新
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子
編成:中西真央、東仲恵吾
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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