『鬼滅の刃』無限列車編、新OP&ED映像に涙 家族の絆が色濃く表れたシーンも
TVアニメ『鬼滅の刃』無限列車編の第2話で、新たなオープニング&エンディングがお披露目。本作の大きな核となる“家族の絆”を感じさせるカットがふんだんに使用された。
第1話は煉獄さんの漢気や魅力が詰め込まれたアニメオリジナルエピソードだったが、第2話からは『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』に約70カットの新作追加映像が追加されたストーリーが展開。第2話では、無限列車に乗り込むところから、魘夢(えんむ)の血鬼術により主人公・炭治郎らが夢の中に誘われるところまでが描かれた。
作中では、煉獄さんがお弁当を食べているシーンや、車掌と乗客が映っているカットなどが新たに描き下ろされていたのだが、ファンが注目したのは何と言っても新オープニング&エンディングだろう。オープニングテーマであるLiSAの新曲「明け星」に乗せて、無限列車をバックに炭治郎と煉獄さんが背中合わせとなる場面は、この「無限列車編」を象徴している。
『鬼滅の刃』の大きな核となっている“家族の絆”が特に色濃く表れている「無限列車編」において欠かせない、炭治郎の家族、そして煉獄さんの家族が“勢ぞろい”しているシーンも描かれ、SNS上では「涙なしでは見れない」というコメントが多く見られた。
作中、魘夢によって見せられた夢により、炭治郎は殺されたはずの家族と再会。「兄ちゃん、炭売れた?」と笑顔で聞いてくる兄妹の姿を見た炭治郎の表情描写はもちろんなのだが、声優・花江夏樹の「はっ……」と吐く息の演技は、観ているこちらまで泣く前の喉がグッと詰まる感じを実感してしまうほど、生々しく繊細な表現だったように思う。
自身のYouTubeチャンネルにて公開している動画でも“叫び”を売りにしているように、『東京喰種トーキョーグール』(TOKYO MXほか)で演じた金木研、そして本作の炭治郎などでの叫びの演技に定評がある花江。『鬼滅の刃』では叫びに乗せて喜怒哀楽を豊かに表しているのだが、第2話では“喜”と“哀”が入り混じった複雑な思いを切なく表現。「ごめんな……!」と何度も泣きながら伝える様子に、「自分が守ってあげられれば」「あの時、早く帰っていれば」という様々な思いが手に取るようにわかる、迫真の叫びとなっていた。