『鬼滅の刃』冨岡義勇、強い×クール×天然で不動の人気に 櫻井孝宏との相乗効果も

 今世紀最大と言っても過言ではないほど、大ヒット作品となった『鬼滅の刃』。9月25日には歴代1位の興行収入を記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』がフジテレビ系にてテレビ初放送。秋・冬にはTVアニメ版として「無限列車編」と「遊郭編」が放送されることも決まっており、再び“鬼滅フィーバー”が起こりそうだ。

アニメ『鬼滅の刃』公式サイト
アニメ『鬼滅の刃』公式サイトより

 そんな『鬼滅の刃』に登場するキャラの中で、主人公の竈門炭治郎や我妻善逸、嘴平伊之助などの主要キャラに混じって人気キャラ投票ランキング上位に名を連ねる人物がいる。冨岡義勇だ。

 義勇は鬼殺隊の最高位剣士である「柱」のうちの1人で、水の呼吸を使う「水柱」。柱が炭治郎たちと出会うのは那田蜘蛛山での戦い、そして柱合会議でのこと。だが義勇は禰豆子が鬼になった直後に炭治郎と出会っており、炭治郎を襲おうとしている禰豆子を殺して助けようとした。だが、炭治郎の「妹を守る」という意志の強さと、飢餓状態でありながらも兄を守ろうとする禰豆子の姿を見て剣を収め、炭治郎に鬼殺隊候補の剣士を育てる「育手」鱗滝左近次を紹介した張本人である。

 そんな冨岡は無口で非常にクールなキャラ。感情を出すこともほとんどない。柱合会議で柱たちに隊律違反を問われている際も、離れたところに一人で立ち、ピクリとも動かずにいたほどだ。かと思えば、天然な一面も。

 例えば那田蜘蛛山で炭治郎と禰豆子をかばったことで、胡蝶しのぶに「そんなだからみんなに嫌われているんですよ」と煽られると、たっぷり溜めてから「俺は嫌われていない」とポツリ。加えて、炭治郎と禰豆子を逃すために押さえつけていたしのぶから「どういうつもりなんですか?」「理由くらい話してください」と問われ、「あれはたしか、2年前のこと」と長々と語りだそうとしたこともある。さらに「嫌われていると言ったこと、根に持ってます?」としのぶから言われ、ショックを受けた表情を見せるという可愛らしい面もある。

 だが、さすがは柱の1人。もちろん、実力もあり、強さはお墨付きだ。伊之助が苦戦し負けそうになっていた怪力の父鬼の腕を一撃で切り落とし、一太刀で鬼殺。さらに、炭治郎が切れなかった累の糸も易易と切り刻み、一瞬で倒してしまう。その戦いぶりを見た伊之助曰く、「(自分と)格が違う。一太刀の威力が違う。天地ほどの差がある」とのこと。クールかつ実力もあるが、ちょっと天然。人気が出ない理由がない。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アニメシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる