『ラジハII』窪田正孝、本田翼らの四角関係も進展? チーム医療ものの魅力を存分に発揮

『ラジハII』窪田正孝らの四角関係も進展?

 前回、唯織(窪田正孝)の渡米以降バラバラになってしまっていたラジエーションハウスのメンバーたちが再結集するという理想的なシーズン2の幕開けを迎えた『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)。10月11日に放送された第2話では、シーズン1のクライマックスで休戦状態に入った唯織と辻村(鈴木伸之)の杏(本田翼)をめぐる三角関係と、唯織に密かに想いを寄せる裕乃(広瀬アリス)も加えた四角関係にも再起動のスイッチが入れられる。

 陸上界のサラブレッドと注目を集める小学生の速川走太(長野蒼大)が大会の最中にてんかんの発作を起こして転倒し、頭部を強打したとのことで運び込まれてくる。幸いにも転倒による異常は見受けられなかったが、てんかんの薬物療法がうまくいっておらず、唯織は治療の選択肢を増やそうとより詳しい検査を提案する。一方、庭木の手入れ中に転落して運び込まれて以降、些細なことで大袈裟に騒ぎ立てる柳田(きたろう)という患者に困惑する裕乃。その柳田が訴えたむくみの症状から何かに気が付いた唯織は、柳田の精密検査を行うことに。

 左足に障がいが残る可能性があるてんかん治療の手術を受けるか、それとも効果の見込みが薄い薬物療法をつづけて父親の夢であるオリンピックでの金メダルを目指すのか。今回のエピソードの本筋にある速川親子のくだりは、親の期待を一心に背負わされた少年がいかにして自分の病と向き合い、その恐怖を周囲に伝えることができるかという点と、厳格な父親・一郎(眞島秀和)が自身のエゴに気付くまでの点にラジエーションハウスの面々が影響を与える、親子双方の変化を描く良質なドラマが築き上げられていた。

 この親の期待を裏切れない子供の負担というテーマ。スポーツとからめられたことで、どことなく4月期に放送されたTBS系列の『ドラゴン桜』における平手友梨奈演じる岩崎とその父親との関係を想起させられてしまったが、今回の速川親子の関係は、単一のエピソードの一部分に留まるだけあってタイト。そこにフジテレビドラマらしい的確な情緒をもたせて描かれているあたりは好感が持てる。



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