窪田正孝、本田翼は「空気を変える力がある」 『ラジエーションハウスII』撮影を振り返る
『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)が、10月4日21時からスタートする。
現在『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作とした本作は、医学界の従来のルールや型にはまらない掟破りとも言える方法で病の原因を探り、レントゲンやCTで“視えない病”を診つけ出す、“縁の下のヒーロー”とも称される、診断放射線技師を主人公とした物語。第1話の放送を前に、窪田正孝と本田翼が記者会見に応じた。
窪田が演じるのは、主人公の天才放射線技師・五十嵐唯織。「2年半ぶりに『ラジハ』ができて、『また楽しい日々が帰ってくる』という思いが率直にありました。みんなの仲の良さが詰まった作品でしたし、またみんなに会えるという実感が、いまの世の中の状況があったからこそより強く感じられました」と、『ラジハ』メンバーとの久しぶりの再会を喜んだ。
また、「1の時から反響がすごく多くて。あの青い服を着ている作品、面白いねって言ってもらったり(笑)。青としか言われていないんですが(笑)、『ラジエーションハウス』のテーマカラーでもあるので嬉しかったです」と、劇中で着用しているスクラブの反響を明かした。
放射線科医・甘春杏を演じる本田は「辛くも楽しい青春が帰ってくるという気持ちでした」と語り、先述の窪田のスクラブのエピソードに絡めて「『白衣着てるあれね!』と言われていました(笑)。窪田くんが青で、私は白ですね」と、本田も衣装で着用した白衣の印象が視聴者に残っていたというエピソードを披露。
シーズン1から2年後のストーリーが描かれている本作。役作りの上で意識したことについて聞かれると、窪田は「唯織は基本変えていないです。変わらないことが彼の軸なので、変えない勇気を持ってやりました。シーズン1からの2年間で彼が得たものはセリフには描かれていないので、その部分の重さが出せたらとは思っていました」とその工夫を明かした。
一方、本田は「シーズン1のときはかなり自分のことでいっぱいいっぱいで、わりと周りにきつく当たってしまうところがあった子だったんですが、シーズン2になってからは技師の方とも心を通じ合って変わりました」と甘春杏という役を振り返り、「患者さんのためにどうしたらいいかをずっと考えているそんな女の子になりました」とシーズン2ならではの甘春杏の魅力を語った。