『プロミス・シンデレラ』片岡兄弟と早梅に因縁が? 金子ノブアキ&松井玲奈にも注目

金子ノブアキ&松井玲奈、脇役として存在感

 タイトルにもまつわる主人公・早梅(二階堂ふみ)の“靴を履かなかったシンデレラ”話が明らかになった『プロミス・シンデレラ』(TBS系)第5話。

 成吾(岩田剛典)と早梅の実らなかった初恋話の全貌が明かされるにつれ、“あの時”と“今”では彼らを取り巻く環境がそう遠くはないことがわかる。あの時、成吾が救い出せなかった早梅は酒に溺れた実父がいる実家を捨てられなかったが、今は状況は違えどイケメン性悪高校生・壱成(眞栄田郷敦)によって借金返済の名目の下“囚われの身”である。あの時の早梅は心身ともに傷ついてボロボロだったが、今の彼女もまた回復の途中にはあるものの、全てを失った直後ではある。早梅のことを連れ出せなかったのが成吾が高校生の頃、つまり今の壱成の年頃だ。片岡兄弟と早梅の間には何かと切っても切れない縁、もはや因縁がありそうだ。

 成吾と早梅の距離が近くなればなるほど、焦りを募らせ苛立ちを抑え切れない壱成。彼には、10年前に母親から「あなたなんか要らない」と拒絶された経験があり、だからこそ早梅が自分にとって“大切な存在”だと認めてしまうことが怖いのだろう。また自分から離れて行ってしまう誰かに傷つけられたくはないから。洸也(金子ノブアキ)からの「そうやってイラついてると早梅ちゃん、本当に君の側からいなくなっちゃうよ」という助言を受けて、先に自ら早梅を追い出してしまうのだ。

 片岡兄弟双方にとって、また早梅にとっても良い相談相手になっているのが意外にも洸也だ。旅館「かたおか」の茶房で働く、明るくお調子者のマスターで基本的にノリが軽いが、要所要所で本質を突いたことを言ったりもする。媚びるわけでもなく飄々としており、誰かに肩入れするでもなく常に中立な立場で、いろんな対立や思惑がうごめく旅館内にあって貴重な存在だ。金子といえば、『クローズZERO II』、『新宿スワン』シリーズ、『ギャングース』と、掴みどころがなく危険な香りの立ち込めるミステリアスな役どころを得意としてきたが、一方で“忠実なフォロー役”でも存在感を発揮している。『Followers』(Netflix)での中谷美紀演じるリミを支えるマネージャー役もハマり役だった。本作での洸也は明らかに後者だが、相手に警戒心を抱かせずスッと懐に飛び込むのが上手い人懐っこく憎めないキャラクターを好演している。



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