菅原小春、『おかえりモネ』で抜群の身体能力発揮? 『いだてん』以来の芝居に注目

『おかえりモネ』菅原小春の芝居に注目

 連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)第12週「あなたのおかげで」で新たに登場するのが車いすマラソンの選手・鮫島祐希(菅原小春)だ。世界的な大会の選考会で、熱中症になり代表を逃したという過去を持つ。次の大会に何としても出場したいと思っており、競技日の気象情報や自身のコンディショニングなどのサポートを求めて、気象情報会社“ウェザーエキスパーツ”を訪れるようで、これがヒロイン・百音(清原果耶)が“スポーツ気象”と出会うきっかけになるようだ。

 菅原は本作が朝ドラ初出演で、演技経験自体も本作が2作目となる。記念すべき演技初挑戦作品はNHK大河ドラマ『大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜』での日本人女性初のオリンピック選手・人見絹枝役だ。凛とした強い目が印象的で、競技場内でのアスリートとしての絹枝の顔と、競技場の外で人知れずコンプレックスと向き合い葛藤し続けた1人の女性としての顔と、全く別の表情を見事演じ切っていた。

 そもそも菅原と言えば世界的にも有名なダンサーで、彼女のダンスはカテゴリーを超えてもはやアートの域に到達していると評されている。エモーショナルで、枠に捉われない独特のダンスパフォーマンスは、パッションに溢れており観る者を引き付けてやまない。圧倒的な存在感が立ち込める。しなやかさとブレない芯の強さが共存しているその動きは唯一無二だ。

 インタビューで「私にとって踊るっていうことは自分を表現する言語」と語っているが、それもそのはず、彼女は若くして単身ロサンゼルスに渡り自身の表現の幅を広げ独自のダンススタイルを確立した(参照:【連載:私を突き動かすもの】ダンサー菅原小春)。

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