北山宏光の目を見張るクズ男っぷりが話題 『ただ離婚してないだけ』の“やばさ”に迫る
語彙力を失うと、つい出てしまう「やばい」という言葉。そんな「やばい」が、つい口をついて出てしまうほど振り切ったドラマがある。7月7日より始まったドラマホリック!『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京系)だ。
本作は本田優貴の同名コミックを原作に、結婚7年目の冷え切った夫婦を描いたドラマ。フリーライターの柿野正隆と小学校教師・雪映との結婚生活は、会話らしい会話もほとんどなく“ただ離婚をしてないだけ”の状態になっていた。
かつての恋心が失われ、夫婦を続けているだけ。そんな日常そのものも息苦しいが、ここからさらに地獄の日々が始まっていく。きっかけとなったのは、正隆の不倫。相手は、新聞配達とガールズバーのバイトを掛け持ちしている若い女性・夏川萌だ。割り切った関係を望む正隆に対して、徐々にのめり込んでいく萌。やがて萌は正隆の子を身ごもることになる。
一方で、雪映は妊娠を望んでクリニックに通っていた。それは、正隆の自暴自棄を止める唯一の方法だと信じての行動。母親の連れ子として大手製薬会社の跡取り息子となった正隆だったが、父親との血の繋がりを持つ弟にその座を奪われた過去を持っていた。
そして、雪映との間にも生まれるはずだった命も失ってしまう。選ばれなかった悲しみ、何一つ思い通りにならない苦しみから、自暴自棄になっている正隆を、正気に戻らせるためにも「私たちには子どもが必要なのだ」と雪映は固い決心を見せる。
正隆に言われるがまま堕胎した萌と、正隆の子を授かった喜びの表情を浮かべる雪映。その2人がクリニックの待合室で接触する残酷さ。壊れた萌はたまらず正隆の家に押し入り、雪映めがけて包丁を振り下ろす。それを阻止しようと飛びかかった正隆には、妙な手応えが。気づくと床は一面、萌の血で染まってしまっていて……。
と、ストーリーだけを追ってもやばいくらい“胸糞”だが、その物語を体現するキャストも「やばい」。なかでも、主演を務めている北山宏光(Kis-My-Ft2)のクズ男っぷりには、目を見張るものがある。