『おかえりモネ』永瀬廉から坂口健太郎へ ヒロインの相手役は誰?

『おかえりモネ』ヒロインの相手役は誰?

 お盆休みを終え、百音(清原果耶)は気仙沼から登米へ。登米に向かうバスに乗り込む前、思い詰めた表情の亮(永瀬廉)に「何か困ってんなら……」と声をかけるも、「そういうのは俺、やっぱいいわ」とやさしく断られてしまった。亮の物悲しさを感じる笑顔に見送られながら百音がバスに乗り込むと、そこには菅波(坂口健太郎)の姿が。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』が第4週初日を迎え、百音と菅波のやりとりが描かれた。

 百音が亮に手を振りかえすのを見て、菅波は二人の関係を自分なりに解釈し、無言でうなづいた。妙な気まずさが漂い、百音は菅波に「(彼は)幼なじみです」と伝えるも「何も聞いていませんが……」という菅波の返答によって、その場はよりいっそうなんともいえない空気に。

 それでも百音は菅波に話しかける。かわいらしいサメのぬいぐるみについて百音が問いかけ、菅波は「あっ……これは東京の同僚に……」と言った後、サメについてこれまでになくイキイキと語り、その様子からぬいぐるみは自分のために買ったものなのではと勘繰ってしまう。菅波は、百音がサメの話題についていけないのを見ると「いいです」と話題を断ち切り、百音が牡蠣を勧めれば「3回食べて3回あたったから食べないことにしている」と突っぱねる。

 二人のやりとりはなかなか噛み合わないが、百音も菅波もお互いに嫌い合っているわけではない。むしろ、お互いに相手のことをなんとなく気にかけているように見える。そのチグハグさは二人のやりとりに面白さを感じさせ、すっかり眠り込んでしまった百音にあたふたする菅波が見せた不器用な優しさは愛おしかった。

 気象予報士の専門書を読み込む百音に、菅波は「その本は少しハードルが高すぎる」と口にした。人によっては冷たい印象を抱くかもしれないが、彼のぶっきらぼうな口調とはっきりした物言いは相手を思ってのこと。登米の空を見て「なぜ雲は出来るんでしょう……」「なぜ風は吹くんでしょう」とつぶやいた百音に、菅波が言った「そこから始めればいいんじゃないですか」「ただ目の前にあるものを不思議がったり、面白がったり、そういうところから深めていった方がいいんじゃないですか? 純粋で」の言葉はあたたかいものだった。

 第5週の予告では、気象の勉強に行き詰まる百音を見かね、菅波が百音に勉強を教えるようなシーンがある。サメの話題で笑顔を見せたり、眠りこける百音に戸惑ったり、物語終盤に登場した恩師・中村(平山祐介)にたじろいだりと、第5週では、これまで見られなかった菅波の表情が徐々に見えてくるようだ。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる