『大豆田とわ子と三人の元夫』角田晃広の好演が光る 元夫たちの女性関係に大きな動き?

『大豆田とわ子と三人の元夫』角田晃広の好演

 カンテレ・フジテレビ系で火曜夜21時から放送されている坂元裕二脚本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』は、しろくまハウジング社長の大豆田とわ子(松たか子)と、三人の元夫の関係を描いたドラマだ。

 今回、焦点が当たるのは、二番目の夫だったファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(角田晃広)。

 若手建築士・仲島登火(神尾楓珠)が手掛けた大学図書館のデザイン案を、採算が合わなかったため不採用にする大豆田とわ子。そのことが原因で登火は辞表を提出。社員からの冷たい視線を浴びることとなったとわ子は、社長の孤独を思い知る。


 一方、鹿太郎はカメラアシスタントにとわ子との馴れ初めを語る。スキャンダル専門のカメラマンだった鹿太郎は、野球選手の不倫相手を撮るために社交ダンスの教室を潜入見学したが、そこでとわ子と出会う。彼女にファッションカメラマンだと嘘をついた罪悪感から鹿太郎はファッションカメラマンに転身。その後、ダンス発表会が中止となった日に結婚を前提に付き合ってくれと鹿太郎が告白し、その1年後に結婚した。

 離婚した今も、とわ子への未練が残っていた鹿太郎だが、自分に好意を寄せてくれる女優の古木美怜(瀧内公美)のことも気になっていた。彼女のマンションに呼び出された鹿太郎はイヤリングにまつわる母親との悲しい思い出話を聞かされる。そばにいてほしいと言われた鹿太郎は美怜と付き合うようになるが、ある日、美怜が告白した過去が、彼女の出演したドラマの台詞そのままだったことを知ってしまう。

 その後、偶然、車の中で他の男とキスしている美怜の姿を目撃。悲しみを紛らわせるためにバーに入った鹿太郎は、そこで登火が友達と酒を飲んでいる姿を目撃。聞こえていくる会話から、とわ子に対する悪口だと思った鹿太郎は文句を言おうとするが「でも俺、あの社長好きだけどね」「あの人は嫌われても逃げないから」という言葉を聞いて、登火に共感を示す。

 その後、鹿太郎は花束を持って、とわ子が1人残業する会社を訪れる。辛そうにしているとわ子に

「器をさ、小さくすればいいんだよ」
「まぁ、誰だってね、苦しい時はあるよ」
「思ってたのと違うな。やってらんないなって時はあるよ」
「そういう時にさ。我慢することないんだよ」
「1人で乗り越えることなんてないんだよ」
「愚痴こぼしていこうよ」
「泣き言、言っていこうよ」
「器が小さかろうと何だろうとさ、もう愚痴ぐらいこぼしていかなきゃ、もうやってらんないでしょ」

 と言って励ます。少しラクになった二人は、誰もいないオフィスでダンスを踊る。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる