江口のりこ、映像界でなくてはならない存在に 『その女、ジルバ』『俺の家の話』でも好演

江口のりこ、映像界でなくてはならない存在に 『その女、ジルバ』『俺の家の話』でも好演

 現在放送中の連続ドラマ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)、『俺の家の話』(TBS系)にメインキャラクターの一人として出演中の女優・江口のりこ。先に発表された第44回日本アカデミー賞でも映画『事故物件 怖い間取り』で優秀助演女優賞を受賞するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 江口と言えば、芸歴20年にも到達するなど、キャリア豊富な女優であり、映画やドラマへの出演作は枚挙にいとまがない。身長が高く、手足も長いスタイルはスクリーンでも強い存在感を見せており、女優活動を開始した2000年前半に出演した作品でも「なんか目を追ってしまう女優だな」という印象があった。

『その女、ジルバ』(c)東海テレビ

 1月に放送された『クイズ!ドレミファドン!冬ドラマ豪華俳優陣が激突!新春SP』(フジテレビ系)では、以前から友人であるという真木よう子と突っ込みながら会話をするシーンも見られたが、二人が共演した映画『パッチギ』(2005年)でも、江口は真木演じる朝鮮高校の学生チョン・ガンジャの友達ヘヨン役で出演。シーン数はわずかだったが、塩谷瞬演じる松山康介と、小出恵介扮する吉田紀男が、サッカーの親善試合を申し込みに朝鮮高校に赴いた際、鋭い視線で二人をおちょくる姿は、非常に印象に残った。

 少ないシーンでもインパクトを与えてくれる江口の存在は非常に貴重であり、コンスタントに年間5~10本近い映画、さらにドラマに出演し、バイプレイヤーとして活躍の幅を広げていく。

 2007年公開の映画『恋するマドリ』では、新垣結衣扮する主人公・ユイが一人暮らしをするきっかけとなる原因を作る姉のマイを演じているが、2年前の連続ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)第4話「壁にぶつかるまで我慢しろ」でも、暴走族のリーダー役として新垣と共演シーンがあった。

『俺の家の話』(c)TBS

 ほかにも、無表情キャラがインパクト抜群だったドラマ『時効警察』シリーズ(テレビ朝日系)のサネイエ役、映画『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)、主演映画『月とチェリー』(2004年)、『戦争と一人の女』(2012年)などで見せた艶やかな芝居、ドラマ『コウノドリ』シリーズ(2015年~、TBS系)のメディカルソーシャルワーカーとして、真摯に患者と向き合うハートフルな役、さらに『わたし、定時で帰ります。』(2019年、TBS系)でのおかしな中華料理店・店主、2008年公開の主演映画『砂の影』で見せたつかみどころのない不気味さ、ドラマ『これは経費で落ちません!』(2019年、NHK総合)での鉄の女・麻吹美華など、真面目で地味な役から、厳しい先輩、キレキレのおかしな人など、こちらも数え上げればきりがないほど多彩なキャラクターを演じ、映像界でもなくてはならない存在となった。

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