小芝風花が語る、『モコミ』など相次ぐ主演作での経験 「今後の役作りにもきっと生きてくる」

小芝風花が語る、相次ぐ主演作での経験

「キャッチボールを楽しめるようになってきた」

ーー一方、そんな小芝さん演じる萌子美は、少し無口なキャラクターでもあります。

小芝:今まで演じた役とも全く違うキャラクターなので、萌子美ちゃんを演じるのはすごく難しいです。口数がそんなに多くない子なので、表情を大切にするようにしています。今は、毎シーン毎シーン模索しながら取り組んでいます。人との距離感って、家族や友達といった関係で全然違うんだと萌子美ちゃんを演じると実感します。その経験は、今後の役作りにもきっと生きてくると思います。あと、萌子美ちゃんに近づけるようにというわけではないですが、お花や観葉植物に対して丁寧に扱うように心がけています。萌子美ちゃんはモノを大切にしている子だから、部屋がすごくおしゃれで。私も萌子美ちゃんにならって、最近はドライフラワーに挑戦しています。

ーー小芝さんにも、萌子美のようになかなか人には伝わらないものはありますか?

小芝:それがないんです。私は自分のことを個性があまりないタイプだと思っていて。ただ、金縛りにはよくあいます(笑)。目が覚めても眠気がとれないときに、耳がボーとなって夢と現実の狭間にいるような感覚になるんです。そういうときに家にいたら家族の話し声が聞こえるし、移動中だったらマネージャーさんや周りのスタッフの方の声が聞こえるんです。でもその声で起きてみたら周りに誰もいないってことがあって、怖いです(笑)。

ーー2020年は主演作も相次ぎ、今年も早速の主演ドラマと大活躍が続いている印象です。

小芝:ありがとうございます。嬉しいです(笑)。ただ、とにかく今後どうなるかわからない、不安が尽きないお仕事なので、とにかく目の前のいただいたお仕事を今年も1つ1つ全力で頑張っていきたいです。

ーー経験を積むにつれ、演じる方法の変化はありますか?

小芝:最初は右も左もわからないので、自分で台本を読んで考えてきたお芝居をするという感じだったんですが、「お芝居はキャッチボールだ」と、監督や共演者の方から教えていただいてからは、相手のお芝居をちゃんと見て、感じることを大切にするようになりました。いまは、そのキャッチボールを楽しめるようになってきたのかなと思います。まだアドリブは苦手なんですが(笑)。

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