『デッドプール3』はMCU初の“R指定”作品に 今後のシリーズに与える影響は?
とはいえファンの間では2つ懸念がありました。
1つは、MCU版『X-MEN』、『ファンタスティック・フォー』は当然20世紀フォックス版をリセットしたものになるから新キャストの可能性もある。そうなった場合、ライアン・レイノルズが続投するのか?
2つめは、『デッドプール』は2作ともR指定映画であり、そもそもこのキャラはバイオレンスと過激トークが売り物なので、ディズニー傘下でR指定ヒーロー映画が作れるか? 実際、MCUにはR指定映画はありません。
1については、やはりデッドプール=ライアン・レイノルズ以外のキャスティングはあり得ないだろうということはマーベル・スタジオ側もわかっていて、彼が続投。アニメ『The Great North(原題)』『Bob's Burgers(原題)』の脚本家で製作総指揮を務めるウェンディ&リジ―・モリノー姉妹の脚本×ライアン・レイノルズ出演でMCU版『デッドプール』(事実上の『デッドプール3』)を作ると発表されました。昨年の11月のことです。
ある意味、これは想定内だったのですが、問題は2でした。やっぱりファンとしては、R指定だからこそ描けるデッドプールの暴走ぶりが楽しみなわけですからね。しかし、今回のケヴィン・ファイギの発言でその心配もクリアされたわけです。デッドプール好きとしては嬉しい限りですが、さらにこのニュースは今後のMCUについて新たな期待を持たせてくれます。
ではどんなことが起こりうるのか? 以下、筆者の妄想も入った“可能性”について列記しましょう。