日向坂46 渡邉美穂が語る、グループを飛び出して気づいたこと 「もっとお芝居の仕事がしたい」

渡邉美穂が語る、演技への強い思い

 ドラマ『星になりたかった君と』が、日本テレビ系で2021年1月4日と5日の2夜連続で放送される。第1回令和小説大賞受賞作を実写ドラマ化した本作は、人生につまづき迷い続ける秀星と、心臓病で入退院を繰り返し将来が見えない那沙の、星に魅せられた2人の運命的な出会いを描く。

 主人公・秀星を、地上波ドラマ初主演となる眞栄田郷敦が演じ、ヒロインとなる那沙役を、日向坂46の渡邉美穂が務める。さらに、物語の鍵を握る謎の青年ナユタ役で板垣瑞生が出演する。

 リアルサウンド映画部ではヒロインを演じた渡邉にインタビュー。2020年の目標に掲げていたという演技への情熱、グループを飛び出して気づいたことから2021年の抱負についてまで話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「課題が見つかるほど、私としては嬉しいです」

ーー渡邉さんはブログで、2020年はお芝居の仕事をやることを目標にしていたと書いていました。最初に本作の話を聞いたときの心境は?

渡邉美穂(以下、渡邊):自分の願いが叶ったことがまずは嬉しかったんですが、その後に眞栄田郷敦さんや板垣瑞生さんなど出演される俳優の方々のお名前を聞いて、とにかくびっくりしちゃって。本当に豪華なキャストの方々の中に自分が入ることに、不安と緊張もありました。

ーー眞栄田郷敦さんと板垣瑞生さんを間近で見ていて、お二人のキャリアの重みを実感した瞬間は多かったですか?

渡邉:多かったです。お二人とも全然違うタイプの方だったので、すごく勉強になったし、いろんなものを受け取りましたね。

ーーお二人の違いとは?

渡邉:眞栄田さんは本当に誠実で、これまでも努力を積み重ねてきた方なんだと感じました。カメラが回っていない間もずっとセリフの練習をしているから、本番でもほとんど間違えないんですよ。「すごいな、見習わなきゃ」と思いながら、近くで見ていました。板垣さんは、初めて出会ったタイプの方でした(笑)。すごくフレンドリーな方だから、いらっしゃるだけで現場も明るくなるんです。私はもともと人見知りで、初対面の方に自分からなかなか話しかけられないんですが、板垣さんはそんな私にも声をかけてくださったので、すごく助かりました。演技では、どんどんアドリブを入れるんです。度胸がある方なんだろうなと思いました。

ーー渡邉さんが、板垣さんのアドリブに応える場面も?

渡邉:ありました。台本に無いセリフが突然出てきて、つい驚いた顔をしちゃったんですが、たまたまそのシチュエーションにも合っていたんです! だから、自然な表情ができたと思います(笑)。

ーーグループを離れて、そういった現場で演技のお仕事をしてみて、渡邉さんの中で達成感を得られた瞬間はありましたか?

渡邉:私が演じる那沙ちゃんは、眞栄田さん演じる秀星くんに惹かれていくという役柄なんですが、セリフだけじゃなくて、目つきやちょっとした仕草で好意を表現することが、少しはできるようになったんじゃないかと思います。でも、やっぱり課題ばっかりだなと思いました。自分でもしっくりきていない箇所が撮影中は多くて、苦戦しました。あと、自分はモノローグが絶望的に下手だと思い知らされました(笑)。これまでも声優のお仕事だったり、ナレーションやアフレコの仕事をさせていただく機会はあって、その度に思うんですが、今回も反省の連続でした。でも、そういう課題もやっぱり練習していくしかないと覚悟ができました。課題が見つかるほど、私としては嬉しいです。まだまだできること、やらなきゃいけないことがたくさんあると思うと気合が入ります。

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