岡田健史、鈴鹿央士、眞栄田郷敦 春・夏ドラマを盛り上げた同年代ルーキーの活躍

岡田健史、鈴鹿央士、眞栄田郷敦 春・夏ドラマを盛り上げた同年代ルーキーの活躍

 異例のクールとなった春・夏ドラマを盛り上げた『私の家政夫ナギサさん』と『MIU404』(共にTBS系)。両作で活躍したルーキーといえば、岡田健史、鈴鹿央士、眞栄田郷敦ではないだろうか。

 奇しくも3人は、昨年成人を迎えたばかりのフレッシュな同年代の俳優。今後も出演作が続き、主演作もそう遠くはないであろう3人のそれぞれの魅力について、ライターの西森路代氏に話を聞いた。

 西森氏は、岡田のデビュー作『中学聖日記』(TBS系)の放送前から彼の評判を聞いていたという。

『MIU404』(c)TBS

「『中学聖日記』で岡田さんの姿を見る前から、“すごい新人がいる”という評判は聞いていたことがあったんです。元高校球児でスカウトされてから何年も経ってやっとデビューしたことなど、話題になる情報もたくさんあって注目もされていましたが、いざドラマを観たら、そういう話題は関係なく大抜擢される意味がわかった気がしました。デビュー作が人気女優・有村架純さん演じるヒロインの相手という難しい役で、演出の塚原あゆ子さんから演技指導を受けながら取り組んでいたそうですが、中学生から高校生、社会人と、ドラマと一緒に成長しているような姿を見せてくれました。時々、ものすごく印象に残る表情をするときがあって、『中学聖日記』での、聖(有村架純)を追いかけて、自転車で倒れるシーンは今でも忘れられない場面の一つです。今回、『中学聖日記』の新井順子プロデューサーと演出の塚原あゆ子さんが再タッグを組んだ『MIU404』でまた戻ってきて、“今後もドラマの王道を歩いていく人”というイメージがあります。主演作もたくさんやりつつ、こうした大作では、チームの中のひとりを演じられることは、先輩俳優から学べる、彼にとっていい環境だったのではないでしょうか。ここ2年でたくさんの作品に出演していますが、同じタイプの役が一つもなく、いろんな経験を積んできていると思います。すごく華がある人なので、これからが楽しみな俳優の一人です」

 そして、『MIU404』で岡田演じる九重が救った高校生・成川を演じた鈴鹿。彼も昨年公開された『蜜蜂と遠雷』でデビューしたばかり。

『MIU404』(c)TBS

「鈴鹿さんが『MIU404』で演じた成川は、高校生の普通の子で、純粋だからこそ悪い方に引き入れられてしまう役でした。『蜜蜂と遠雷』では、松岡茉優さん、森崎ウィンさん、松坂桃李さんという、経験も豊富で上手な俳優さんに囲まれるなか、鈴鹿さんが演じた風間塵は、相当な比重の高い役だったと思います。彼の役に説得力がないと物語が成り立たないような難しい役で、こちらも自然にさらっとやっていて、ただただすごいというしかない。抜擢されるだけの素質があるし、“異端児”と呼ばれるほどの天才の役を成り立たせていたし、ピアノのシーンにも説得力がありました。また、すごく楽しそうで、純粋無垢な子どもっぽさも感じさせるのに、のってくると恐ろしいぐらいの才能を持っているという役の設定そのもののように感じられました。計算をして、テクニックで演じるとかではなく、本当にそのままの雰囲気が役と重なっていて、役の中でも天才だけど、鈴鹿さん自身も天才なんじゃないかと思わせるほどの存在感がありました。『MIU404』でもキーパーソンのひとりではありましたが、今後もいろんな作品で顔を見ることになりそうです」

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