乃木坂46 賀喜遥香、今後はテレビドラマにも引っ張りだこ? 『閻魔堂沙羅の推理奇譚』出演の快挙
乃木坂46の賀喜遥香が、11月7日放送のよるドラ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』(NHK総合)第2回にゲスト出演する。
ミステリー作家・木元哉多の人気シリーズを実写化した本作は、閻魔大王の娘である主人公の沙羅(中条あやみ)が、殺された被害者に“現世への行き返り”をかけて、誰に、なぜ、どのように殺されたのかを推理させる姿を描いた、異色のオムニバスミステリー。全8回のゲスト出演者には、第1回の小関裕太にはじまり、黒島結菜、R-指定(Creepy Nuts)、村上淳、牧瀬里穂と豪華かつユニークな顔ぶれが揃った。あくまで主演は中条あやみであるが、物語の軸となるのは各回のゲスト役。第1回がそうであったように、第2回も賀喜遥香が演じる向井由芽がメインとなるだろう。
注目ポイントは、賀喜がドラマに個人として単独初出演であることだ。乃木坂46には、ドラマ初主演となった『初森ベマーズ』(テレビ東京/2015年)から、『ザンビ』(日本テレビ/2019年)、『乃木坂シネマズ~STORY of 46~』(FOD/2019年)に至るまで、乃木坂46というグループ枠で複数メンバーが出演するパターンがある。そこから各メンバーがソロとして活躍しているのが今の乃木坂46の現状だ。
先述した『ザンビ』の主役を飾り最近では映画『映像研には手を出すな!』への出演でも記憶に新しい齋藤飛鳥は、2018年に映画『あの頃、君を追いかけた』でヒロインを務め、ドラマ『リモートで殺される』(日本テレビ/2020年)ではミステリアスな役柄で強烈なインパクトを残した。
堀未央奈は、2019年に映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』で映画初出演にして初主演に抜擢。山戸結希監督が描く新時代の青春恋愛映画の中で、堀自身も女優を志す大きなきっかけとなる作品になった。
1期生の齋藤、2期生の堀に追随する勢いがあるのは、3期生の山下美月。齋藤と一緒の『映像研』出演メンバーとしても知られているが、2018年には映画『日日是好日』で樹木希林と貴重な共演を果たし、それからはドラマ『神酒クリニックで乾杯を』(BSテレビ東京)への出演、ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京)ではヒロインを務め話題に。『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の再現ドラマにも度々出演し、着実に経験を重ねながら女優としての知名度を広げている。
そんな先輩メンバーに続く存在になり得るのが、今回『閻魔堂沙羅の推理奇譚』に出演する4期生の賀喜。経歴としては4期生メンバーが出演したドラマ『猿に会う』(dTV)への出演経験はあるものの、乃木坂46という枠を飛び出しての出演は初。過去のインタビュー(賀喜遥香×清宮レイ×柴田柚菜が語る、乃木坂46 4期生のこれから 「もっとプロ意識を持ちたい」)で賀喜が話しているように、『猿に会う』で演じたマコは賀喜と似ている部分が多い等身大の役柄であった。対して『閻魔堂沙羅の推理奇譚』で演じる高校生の向井由芽は、前髪を分けたツインテールという普段の賀喜とは違った見た目の女の子。貧しい生活の中でも強く生きる姿、沙羅の仕掛けるゲームを一生懸命推理する姿は、これまで賀喜が見せたことのない俳優としての新たな一面を映し出すはずだ。