『ミズ・マーベル』主演に無名の新人が抜擢! イマン・ヴェラニは“MCU新世代”の筆頭に?
Disney+(ディズニープラス)で2021年に配信予定のドラマ『ミズ・マーベル(原題)』の主演が、イマン・ヴェラニに決定したとDeadlineが報じた(参照:Newcomer Iman Vellani To Play Title Role In Marvel’s ‘Ms. Marvel’ Series For Disney Plus)。
マーベルからの正式な発表やコメントはまだ出ていない状況だが、Netflix『ラブ・バード』やMCUでは『エターナルズ(原題)』への出演も果たすクメイル・ナンジアニは「彼らがミズ・マーベルのキャスティングをしているところを見たら、号泣してしまった。イマン・ヴェラニ、おめでとう! 君の仕事は、僕を含めてたくさんの人々にとって有意義なものになるだろう。待ちきれないよ」とツイートしている。
I just saw they cast Ms. Marvel and legit got teary eyed.
Congratulations Iman Vellani! Your work is going to mean so much to so many people, myself included. I can’t wait.
— Kumail Nanjiani (@kumailn) September 30, 2020
主演決定が報じられたイマン・ヴェラニ本人のInstagramでは『ミズ・マーベル』のロゴと自身の写真とともに、「言葉にできないほど興奮している」とコメント(ちなみにプロフィール文は「大いなる夢を持って。きっとそれは実現する」)。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギも過去に彼女のMCU参加を示唆する発言をしており、ほぼ確定とみて間違いないのではないだろうか。
ちなみにDeadlineによると、彼女は2019年のカナダのトロント国際映画祭での、若年層の映画ファンの国際的な交流を目的としたネクスト・ウェーブ委員会のメンバーに選ばれたという経歴も。
全くの新人の抜擢となる今回のキャスティング。現在のMCUの若返り戦略の一端を担うことになりそうだ。ミズ・マーベルは、マーベル・コミック社初の単独主人公となったムスリム系キャラクターの一人。多様性を早い段階から意識していたマーベル・コミックの考えが反映されていたキャラクターとも言える。現在発売中のプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『Marvel's AVENGERS アベンジャーズ』では主人公的役割も果たしており、さらに知名度とその人気を拡大している。
原作では、初代キャプテン・マーベルを崇拝しているという役柄だったが、本作も原作を踏襲する形になるのだろうか。ちなみに『ミズ・マーベル』の監督・制作陣には、『バッドボーイズ・フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー、『ウォーキング・デッド』のミーラ・メノン監督も参加予定。マーベルらしいテンポの良い、アクションコメディが期待できそうだ。