乃木坂46 梅澤美波が明かす、変化した齋藤飛鳥&山下美月との関係性 『映像研』は“勝負”の作品に

梅澤美波、『映像研』は“勝負”の作品に

 映画『映像研には手を出すな!』が9月25日に公開される。『月刊!スピリッツ』にて連載中の大童澄瞳の人気コミックを、乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波の共演で実写映像化。“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の姿を、独特な世界観と共に描き出す。

 齋藤飛鳥が演じる超人見知り&超天才監督の浅草みどり、山下美月が演じるカリスマ読者モデルでアニメーターの水崎ツバメ。そして、2人のまとめ役となる、金儲けが好きなプロデューサーの金森さやかを演じるのが梅澤美波だ。乃木坂46では先輩の齋藤、3期生の同期である山下との変化した関係性や、ターニングポイントになったという初の映画出演について語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「なんかもう、怖いものはなくなりました」

ーー新型コロナウイルスの感染拡大による公開延期を経て、『映像研には手を出すな!』がついにスクリーンに登場します。

梅澤美波(以下、梅澤):無事公開ができて本当によかったです。当初予定されていたように、ドラマから映画と続けて観ていただくほうが流れ的にはいいのかなと思ってはいましたが、ただ楽しみが延びただけと考えて、こうやってちゃんと公開できることがとにかくうれしいです。それこそ映画が始まる前にドラマのDVDも出るので、ドラマを予習したり、原作を読んだりする時間が出来て逆によかったんじゃないかなと。私自身もワクワクしています。

ーー大童澄瞳さんの原作漫画はものすごく人気で、実写版に先駆けて放送されたアニメ版もかなり評価が高かったですよね。そんな人気作品でメインキャラクターの1人を演じるのはどういう気持ちでしたか?

梅澤:「大丈夫かな」とは結構思いましたし、お話をいただいたときには既にアニメ化も決まっていて、すごく勢いに乗っている作品だったので、私たちにそんな作品の実写版ができるのかなと。最初に原作を読んだときも、(齋藤)飛鳥さんと浅草氏なんて全く正反対だったので、「どんな感じになるんだろう」というプレッシャーもありました。でも一方で、すごく楽しみでもありました。これを成功させて、無事終えることができたら、いろいろ変われるんだろうなという気がしたんです。未知数すぎてやってみないと分からない部分もありましたが、プレッシャーもありつつ、楽しみもありつつという感じでしたね。

ーー「いろいろ変われるんだろうなという気がした」というのは具体的に?

梅澤:結果になるのですが、なんかもう、怖いものはなくなりました。恥ずかしさも一切なかったし、気持ち的にもすごく肩の荷が軽くなったというか。これだけ大きなものを同じメンバーの2人と他の共演者やスタッフの方々と一緒に乗り越えて、最後に残ったものはすごくたくさんあって。3人の絆もそうですし、自分の中でもすごくいい経験になりました。なので、もっと欲が出てきたし、もっともっといろんなことに挑戦したいなと思ったし、すごく前向きになったと思います。作品自体が前を向いていて、みんながひとつのことに一生懸命というのも、私自身に大きな影響があって、すごくプラス思考になりました。

ーー撮影は楽しめましたか?

梅澤:すごく楽しかったです! 毎日毎日いろんな出演者の方、いろんな部活動を演じる方と会ったりして。浅草氏と水崎氏だけでもだいぶパンチが強いのに、どんどんクセの強い人が出てくるなと(笑)。お祭り騒ぎみたいな現場の雰囲気も楽しかったし、その楽しさが映像から伝わってくるのもいいなと思いました。いま21歳なんですけど、こんなお祭り騒ぎみたいな毎日を過ごすなんて、この年になるとなかなかないですし、私も経験できるとは思ってなかったので、毎日が新鮮で楽しかったです。現場では過酷なこともたくさんありましたが、そういう楽しさが毎日あったからこそ、乗り越えられたんだろうなと思います。

ーー“過酷なこと”というのは具体的にどういうことがあったんですか?

梅澤:とにかく撮影現場が寒くて(笑)。特に部室がすっごく寒くて、しかも冬なのに虫もたくさんいる(笑)。そういう意味では過酷な現場でしたね。初めて地下7階まで行ったり、山の方での撮影もたくさんあったりしたので、飛鳥さんと山下(美月)と3人で集まって暖を取ったりしていました。でも、今思えば笑い話ですね(笑)。あのときはすごく大変だったなと思うけど、いま思えばそれも含めていい思い出になったというか、素敵な思い出ですね。

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