山崎賢人が明かす、映画『劇場』への思い 「皆さんの大切な人を見つめ直すきっかけになれば」

山崎賢人が明かす、映画『劇場』への思い

「この作品が、皆さんの大切な人を見つめ直すきっかけになれば」

ーー松岡茉優さんとのお芝居も、心打たれるシーンがいくつもありました。

山崎:茉優ちゃんは本当に尊敬する部分がたくさんありました。作品を一緒にやっていく上で、普段はどういうふうにお芝居を組み立てていくかを話したりはしないんですけど、今回はあえて茉優ちゃんの方から言ってくれて。2人芝居が多い、永田と沙希の7年に及ぶ長い話でもあるので、2人で一緒にどこがポイントになるかなどを話し合いながら、一緒にお芝居を組み立てていくことを初めてやったんです。そういう意味でも新鮮でしたし、一緒にやっていてめちゃめちゃ楽しかった。やっぱり一緒にお芝居をしていても、そのすごさを感じましたね。

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ーー今回この『劇場』という作品を通して、山崎さん自身はどのようなことを考えましたか?

山崎:弱い部分や愚かな部分、どうしようもなさが誰しもにあると思うんですけど、大事なのは、すごく簡単な「ありがとう」や「ごめんね」の一言だったり、本当の気持ちの大切さだったりするんですよね。永田と沙希のように7年間のどうしようもない時間を過ごしてしまっても、その人だからこそ見ている景色がある。人から見たらひどい景色かもしれないけれど、それはその人にしかないものだと思うし、観ていただく方にはそういうものに自信を持ってもらいたいなと。どうしようもない時間も、結果的によかったと思えるようなものだと思いますし、この作品が、皆さんの大切な人を見つめ直すきっかけになればうれしいです。又吉さんが書かれた作品で、ユーモアもすごくいっぱいあるので、客観的に楽しんでもらいながら、自分のどうしようもなかった時間を見つめ直して、いい方向に生きていくきっかけになればいいなと思っております。是非観てください。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

山崎賢人「ここまで愚かなものを出せるのが初めてだった」 行定勲監督と『劇場』での役作り明かす

■公開・配信情報
『劇場』
ユーロスペースほかにて公開中
Amazon Prime Videoにて全世界独占配信中
出演:山崎賢人、松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、上川周作、大友律、井口理(King Gnu)、三浦誠己、浅香航大
原作:『劇場』又吉直樹(新潮社刊)
監督:行定勲
脚本:蓬莱竜太
音楽:曽我部恵一
配給:吉本興業
(c)2020「劇場」製作委員会
公式サイト:https://gekijyo-movie.com
公式Twitter:https://twitter.com/gekijyo_movie0417

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