二階堂ふみは朝の活力を与えてくれる 『エール』後半戦ではシリアスな演技も?

二階堂ふみは朝の活力を与えてくれる 『エール』後半戦ではシリアスな演技も?

 連続テレビ小説『エール』(NHK総合)の再放送は、第6週「ふたりの決意」へと入っている。再放送がスタートして約1カ月。本放送とは違って土曜日も含む週6日のペースで進むハイペース。公式サイトには早くも8月の再放送カレンダーが公開されている。再放送に本放送が追いつかれないまでに早期の放送再開のアナウンスが待たれる。

 とはいえ、再放送もキャスト視点での副音声解説や2周目視点での視聴も楽しい。朝ドラ受けでお馴染みの『あさイチ』(NHK総合)のスタジオも今週から副音声で『エール』を観ているようだ。

 さて、第6週は裕一(窪田正孝)が、家族のために権藤家を継ぐ道と自分の音楽の道を問われ、音(二階堂ふみ)とともに上京する選択を取る物語だ。音がいないと音楽が書けないという裕一の結婚に、母・まさ(菊池桃子)、弟・浩二(佐久本宝)は猛反対。浩二に至っては、自分の好きなことしか考えていない身勝手な裕一に、「俺、兄さんが嫌いだ」と吐き捨てる。落ち込む裕一に追い打ちをかけるのは、彼にとっての自信になっていたイギリス留学取り消しの報せ。そんなどん底に叩きつけられた裕一を救うのが音だ。

 7月31日に再放送となる第29話では、未来が見えない裕一に音からのエールが送られる。コロンブスレコードとの契約書を持って音は福島にやってきた。身の丈にあった幸せを願う母としての愛情を持ったまさ、裕一の音楽の才能を信じて輝く未来に幸せを見出す音。それぞれが考える幸せの形。けれど、裕一にとっての幸せは、音の幸せを願う思いを抱きしめることだった。「救われたからよ。励まされたからよ。元気をくれたからよ。あなたに幸せになってもらいたいの。自分の人生を歩んでほしいの」。川俣の教会での音の説得がなければ、きっと裕一が音楽の道に進むこともなかっただろう。

 音を演じる二階堂ふみは、応募総数2802人のヒロインオーディションで役を射止めて出演が決まった。ドラマ『受験の神様』(日本テレビ系/2007年)にて13歳の若さで女優デビューした二階堂は、映画『ガマの油』(2009年)で初のヒロイン役に抜擢。その後は、映画『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011年)、『ヒミズ』(2012年)、『オオカミ少女と黒王子』(2016年)、『リバーズ・エッジ』(2018年)、『翔んで埼玉』(2019年)、ドラマ『トーキョー・ミッドナイト・ラン』(フジテレビ系/2016年)、『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系/2019年)など多数の話題作で主演を張ってきた。繊細でいて時に大胆な演技を見せる二階堂はまさに変幻自在。『リバーズ・エッジ』で監督を務めた行定勲は二階堂について「優しさと度胸を兼ね備えた人」(『連続テレビ小説 エール Part1』より)と語っており、裕一を演じる窪田正孝は『エール』放送前のスタジオ取材会(参考:窪田正孝、次回朝ドラ『エール』の“一体感”をアピール 父役・唐沢寿明からは「NHKの看板」の声)で「僕はこの作品の顔は(二階堂)ふみちゃんだと思っている。彼女のさまざまな表情、感情はこの作品でしか出せないものです」と話している。

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