『ハケンの品格』杉野遥亮、細かい芝居で“かっこ悪さ”を体現　次週から大泉洋が本格登場か

　こうした新入社員の失態の裏で、春子は珍しく壁にぶつかっていた。里中（小泉孝太郎）に頼まれたにも関わらず、牟田の作るカレーと同じ味を再現することができなかったのだ。実は第1シーズンから、絵が描けない、自動車の整備ができないなど、春子にも苦手なことがあった。しかし今回はいつもと違い、カレーマイスターの資格を保有しているにも関わらず苦戦するという姿を見せた。最終的には牟田が春子に“玉ねぎを3時間炒める”というカレーの秘訣を伝授し、S&Fは苦難を乗り越える。春子と牟田が「はるちゃん」「むっちゃん」と呼び合う仲睦まじさはなんとも微笑ましい。こうして春子はまたS&Fを窮地から救い、会社には平穏が戻る。

　予告編で次週は東海林（大泉洋）が出演することが明らかに。第1話以来の東海林の姿を楽しみにしている視聴者も多いのではないだろうか。とっくりとくるくるパーマの久々の応戦が楽しみで、今から胸が熱くなる思いだ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
『ハケンの品格』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜23:00放送
出演：篠原涼子、小泉孝太郎、勝地涼、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人（Travis Japan）、上地雄輔、塚地武雅（ドランクドラゴン）、大泉洋（特別出演）、伊東四朗
脚本：中園ミホほか
演出：佐藤東弥、丸谷俊平
プロデューサー：櫨山裕子、山口雅俊、秋元孝之
チーフプロデューサー：西憲彦
制作協力：オフィスクレッシェンド
製作著作：日本テレビ
(c)日本テレビ