『ハケンの品格』から『今日から俺は!!劇場版』まで 山本舞香、媚びないクールさで大活躍

山本舞香、媚びないクールさで大活躍

 13年ぶりの続編となる篠原涼子主演ドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)で、新人派遣社員役としてドラマに新しい風を吹き込んでいる女優・山本舞香。最近ではドラマ『死にたい夜にかぎって』(MBS/TBS)でヒロインを演じ、7月17日公開の映画『今日から俺は!!劇場版』では物語の鍵となる女番長を演じるなど、より一層作品の幅を広げ、女優としてさらなるステップアップの予感を感じさせる。

 2011年に宮沢りえや蒼井優、川口春奈などを輩出してきた、若手女優の登竜門とも言える「三井のリハウス」第14代リハウスガール選出に始まり、ファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルを経て、ファッションモデルとしても活躍するなど、様々なシーンで引っ張りだこの山本。そのクールさと、様々な感情を表現する力強い目が山本の魅力だ。

 『Zアイランド』、ドラマ『まほろ駅前番外地』(テレビ東京系)などで今どきの女子高生役を演じて以降の山本は、本人の性格に近いストレートな感情を表に出す、熱い役が増えている印象だ。2018年に『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演した際に、親交のあるマツコ・デラックス曰く「悪い子ではない、でも決していい子ではない。カマトトぶっている女の方がよっぽど性格悪い。この人は絶対作らないから自分を」と言うと、山本は「作ってまで別にやりたくないです、この仕事」と答えるほどの飾らない性格と、マツコも認める人に媚びないクールさで、ネットでも話題を呼んだ。MAQUIA ONLINEでの 『山本舞香100問100答』では、「電撃引退ってある?」の質問に「そんなことは全く考えていない! けれども、常に100%全力で取り組んでいるので、万が一、電撃引退しても後悔はないと思う」と答えるように、常に全力で役に励んでいるからこそ、山本の演技が熱く、心に響くのだろう。

 同じく『山本舞香100問100答』で、「過去最大の危機は?」の質問に、「『死にたい夜にかぎって』のアスカ役を演じていた時。ヘヴィーな役柄だったので、気合いをいれないと役に引き込まれて、抜け出せなくなりそうだったので(笑)」と答えている。彼女の言葉通り、『死にたい夜にかぎって』でのアスカ役はこれまで以上に心に刺さる演技を見せている。彼女にとって新たな代表作とも言えるのではないだろうか。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる