Disney+上陸で期待高まる! エヴァン・ピーターズ出演などMCUドラマにまつわる噂の数々を検証

MCUドラマにまつわる噂の数々を追う

『ミズ・マーベル』

 超人として覚醒した少女カマラ・カーンがミズ・マーベルと名乗って活躍します。これちょっとややこしいんですが、コミックの方ではMCUのキャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースは元々ミズ・マーベルというヒーローでした。後に彼女はキャプテン・マーベルとヒーロー名を変え、それでミズ・マーベルの名をカマラに譲ったーーという流れです。

 したがって、キャプテン・マーベルとミズ・マーベルは大変関係が深い。というわけで映画『キャプテン・マーベル2』の方でカマラの存在が示唆され、ドラマ『ミズ・マーベル』につながると思われます。なお、『ホークアイ』には2代目ホークアイとなる少女ケイト・ビショップがフィーチャーされる予定です。ある意味、Disney+は「MCU10代ヒーロー」を生んでいくプラットフォームになる可能性もあります。

『シーハルク』

 ハルクことブルース・バナーの従妹ジェニファー・ウォルターズはバナーの血を輸血したことから自身も緑色の怪力女性ヒーロー、シーハルクになります。したがって本ドラマにはブルース・バナー役でマーク・ラファロの出演も噂されています。ファンが期待しているのはスパイダーマン、キャプテン・マーベルとのリンク。実はシーハルクはコミックでNYで主にヒーローを顧客にした弁護士事務所を開いているという設定です。

 なので、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で殺人犯の汚名を着せられたスパイダーマンことピーターの弁護士としてシーハルクが登場し、それを受け、ドラマ・シリーズ、そして映画『キャプテン・マーベル2』でキャロルと共にオール女性ヒーローのアベンジャーズ(A-FORCE)結成では? これは夢のような展開ですね。

『ムーンナイト』

 マーベルの中でも異色かつ神秘のヒーロー。元傭兵が古代エジプトの月の神から力を授かりヒーローとして活躍します。本作についてはマーベルがかなりの大物俳優にこの役をやらせたがっているとの噂があり、一時キアヌ・リーブスの名があがっていました! キャスティングが楽しみです。

 いかがだったでしょうか? ここに書いた内容は海外のメディアや噂を元に僕なりにまとめてみたものですが、結構ありうると思うし、楽しみになってきますよね。ここで気になるのはDisney+のこうしたドラマが日本ではどのタイミングで楽しめるかです。映画の方は、原則日米同時公開パターンみたいなので“時差”がないようですが、ドラマも世界同時配信でしょうか?

 MCUは時系列的に観た方が面白さが増すので、Disney+のMCUドラマも日米同時ないしそれに近い形でリリースしてほしいですね。

■杉山すぴ豊(すぎやま すぴ ゆたか)
アメキャラ系ライターの肩書でアメコミ映画に関するコラム等を『スクリーン』誌、『DVD&動画配信でーた』誌、劇場パンフレット等で担当。サンディエゴ・コミコンにも毎夏参加。現地から日本のニュース・サイトへのレポートも手掛ける。東京コミコンにてスタン・リーが登壇したスパイダーマンのステージのMCもつとめた。エマ・ストーンに「あなた日本のスパイダーマンね」と言われたことが自慢。現在発売中の「アメコミ・フロント・ライン」の執筆にも参加。Twitter

■リリース情報

『アベンジャーズ/エンドゲーム』
発売中
『アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX』:4,200円+税
『アベンジャーズ/エンドゲーム 4K UHD MovieNEX』:8,000円+税
『アベンジャーズ/エンドゲーム 4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定)』:10,000円+税
『アベンジャーズ/エンドゲーム&インフィニティ・ウォー MovieNEXセット(数量限定)』:8,400円+税
『アベンジャーズ:4ムービー・アッセンブル(数量限定)』:13,200円+税
(c)2019 MARVEL

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「海外ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる